大正ガールズ エクスプレス（６）

著者名：日下直子【著】

講談社（2020/03発売）

• ISBN：9784063409093

内容説明

自分と間違えて誘拐されたよし子を救うため、千世は一世一代の勝負を挑む。それは、新聞紙上で誘拐の様子を連載することだった…。「大正」という女が活躍しにくかった時代を、友情とアイディアとやる気で駆け抜けた少女たちの青春、ついにフィナーレ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みつき]

大正ガールズエンタメ堂々の完結！！（という事を知らなくて軽くショックを受けた私）千世とよし子が大きく何かを変えたいと思っていた事も若さゆえの小さな意地。大切なのは自分を見つめ直して少しずつ確実に前に進んで行くこと。二人の熱い友情と夢に向かう姿が眩しくて思わずウルウル・・・・彼女達だけでなく卓磨様も少しずつ成長していて、みんなに元気をもらえました♪またラストシーンの素敵な事～！！彼女達が激動の時代を駆け抜けた確かな軌跡が垣間見えます。おまけ漫画にまた笑わせてもらったし日下さんの新作出たら絶対読むぞー！

2013/07/11

[ツキノ]

千世母、最強。「てぇま」を見つけるよし子。「ささやかな幸せが救いになる　今日一日を生きていくことができる　とるに足らないきらめきが明日を夢見る力になる」と千世が翻訳。新聞に掲載された誘拐事件の物語に読者も卓磨さまも涙。「私が勝つまでおまえは私のそばにいろ！」…これもプロポーズのうち。「よし子の夢は誰かに必要とされることだった」。後世の子孫の姿で、よし子のその後が推測できる。あぁ、6巻、楽しめた。いずれ再読しよう。

2019/11/19

[＊mayu＊]

一気に突っ走って終わった巻。いやー、あっぱれ！自分たちの夢に向かって突き進んで行く彼女たちに感動しました。もっと有名になっても良い漫画だと思います。とりあえずこれから友人に布教しまくります（笑）日下さんのほかのコミックもチェックしてみます！！

2015/03/21

[びあんか]

男女平等がなかった時代に、女でもやればできるってことを見せてくれた千世が最高にかっこいい。 女だから、は言い訳にならない！勇気づけられた。 千世とよし子の友情…こんな友情を築ける人がいるっていいな。この二人と友達になりたい。 4〜6巻で何度もｸﾞｯときた。 ｴﾝﾄﾞﾛｰﾙを読むと、この物語をもっと読んでいたかったと本当に思った…。

2013/06/13

[しぐもいど]

なかなか本屋においていなくて、何軒かまわってようやく買うことができました。最終巻になってしまい残念でしたが、個人的にとても好きなお話でした。なんだかんだで千世と卓磨がくっついたのかあと。千世が卓磨を叱咤するシーンがとてもよかった。日下先生おつかれさまでした。

2013/06/09