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内容説明
<「水木しげる漫画大全集」FINAL SEASON!>
「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」といった代表作はもちろん、幻の貸本や新聞掲載の1コマ漫画まで、あらゆる水木漫画をコンプリート。未収録原稿や、カラーイラストなども余すことなく収録した唯一無二の完全版をお届けします。京極夏彦責任監修『水木しげる漫画大全集』第3期全35巻刊行開始!!
『水木しげる漫画大全集』(20082012)、第3期、第12回配本。
★収録作品
「水木しげるの異界旅行記」「水木しげるの古代出雲」
★資料編
★解説「幻視するスーパー・リアリスト」郡司聡(編集者)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」325号(通巻93号)
・ある日の一言「太古の霊がノックするんです」
・監修者が訊く! 水木プロダクション チーフ・アシスタント 村澤昌夫インタビュー2
(ほか)
構想30余年……。夢枕に立つ古代出雲人の想いに応えて描かれたという、「水木しげるの古代出雲」と、隠岐や南方など、祖霊に招かれた水木サンが自らのルーツを辿る「水木しげるの異界旅行記」の2作品をあわせて収録! 水木サンと一緒に時空を超える旅に出かけよう! ★解説「幻視するスーパー・リアリスト」郡司聡(編集者)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
29
水木しげるは、多くの自伝漫画を発表してきたが、自身のルーツに言及したものは、この『水木しげるの異界旅行記』が初めてだ。隠岐や出雲を実際に取材し、それをエッセイふうに描きながら、時空を超えて戦国時代や古代に水木自身がタイムスリップしてしまうという展開だ。ユニークなのは「南方編」として、戦地として訪れたニューギニアでの出来事を綴っている点だ。南方での思い出が、水木しげるにとって大切な記憶になっていて、その後の水木の人間形成に大きな影響を与えたという意味では、まさしくルーツと呼ぶにふさわしいのだろう。2017/12/15
軍縮地球市民shinshin
7
担当編集者が紹介したエピソードが面白い。「編集者ってのは馬鹿が三割混ざっているからあんたも大変でしょう」「そういう馬鹿に限って仕事をしたような気になっているんだな」「出版社も馬鹿を食わせにゃなんないから大変だ」水木翁の言葉はいちいち胸に突き刺さる(笑)まったく面白い。本書の内容は古代出雲族の霊の導きで執筆した古代出雲王朝史。ヤマトに敵対したオオクニヌシの一族のことをと中心に描かれている。2018/01/27