出版社内容情報
進化の環境と現代との「ずれ」を可視化する
社会は変わる。技術も変わる。暮らしも変わる。変わっていくのが常だとしても、ヒトという動物にとって基準となるような参照点はないのだろうか? 私はあると思う。――自然人類学の視点から、国内と国外のさまざまな事象をやわらかく読み解く、驚きと納得の科学コラム集!
内容説明
進化の環境と現代との「ずれ」を可視化する。社会は変わる。技術も変わる。暮らしも変わる。変わっていくのが常だとしても、ヒトという動物にとって基準となるような参照点はないのだろうか?私はあると思う。―自然人類学の視点から、国内と国外のさまざまな事象をやわらかく読み解く、驚きと納得の科学コラム集!
目次
第1章 現代におけるヒトのすがた―自然人類学の視点から(平均寿命が男女で異なるということ;進化をめぐる間違った理解 ほか)
第2章 私たちの社会と文化を考える―身の回りからできること(世代と世界観;日本の若者たちの意識 ほか)
第3章 国際社会と日本の政治―この混沌とした時代に(米議事堂襲撃事件が連想させるもの;リスクへの感受性の鈍さ ほか)
第4章 学術と大学の自由について―学術会議任命問題の根の深さ(学術会議任命問題;日本において学問とは何か ほか)
第5章 私のステイホーム・ノート―パンデミックをどう見ていたか(コロナショックと都会生活;新型コロナウイルスにどう立ち向かうか ほか)
著者等紹介
長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
1952年東京都生まれ。人類学者。総合研究大学院大学名誉教授。東京大学理学部卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は自然人類学、行動生態学。イェール大学人類学部客員准教授、早稲田大学教授、総合研究大学院大学学長・教授などを歴任し、現在、日本芸術文化振興会理事長。野生チンパンジー、ダマジカ、野生ヒツジ、クジャクなどの研究を行ってきた。最近は、ヒトの進化、科学と社会の関係を研究課題に据えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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