内容説明
作家・椎名誠の裏も表もナナメも知りつくした文芸評論家の目黒考二が「取り調べ官」となって、創作の裏事情に迫る第2弾。1994年から2005年発表の89作品をみっちり検証。シーナワールドの魅力を網羅した、読めば「読みたくなる」対談集。写真も満載。
目次
はじめに
1 書読走ガタゴト時代
南国かつおまぐろ旅
猫殺し その他の短篇
3わのアヒル
鉄塔のひと その他の短篇
ネコの亡命
むはの哭く夜はおそろしい
馬追い旅日記
あやしい探検隊 焚火酔虎伝
時にはうどんのように
椎名誠写真館
でか足国探検記
麦の道
いろはかるたの真実 発作的座談会
カープ島サカナ作戦
鍋釜天幕団フライパン戦記 あやしい探検隊青春篇
麦酒主義の構造とその応用力学
自走式漂流記1944-1996
風の道 雲の旅
あやしい探検隊 焚火発見伝
人生途中対談
みるなの木
机の中の渦巻星雲
屋根の上の三角テント
むはのむは固め
本の雑誌血風録
ギョーザのような月がでた 他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
27
ここまで来たら最後までと思うものの、いつ出ることやら。本づくりも体力勝負というか、えいやっていう気合いが大事なのかなと思った。暑熱対策としてお腹をラジエーターにした南洋犬座りしている二匹の犬の写真がたまらなくかわいかったな。2020/03/21
ドナルド@灯れ松明の火
18
本人に訊く2作目。椎名さんの作品の多さ改めてびっくり。まだまだ2冊目であと2冊あるそうだから楽しみに待つとしよう。 お薦め2020/12/01
時代
15
目黒氏による椎名著の本人へ感想対談。シーナ曰く取り調べだそうだ。こうしてみると結構知らない作品が多くて驚いた。あと本人が何を書いたかほとんど覚えていない事にも驚いた。まぁ誰も困らんがね◯2020/01/31
qoop
9
椎名氏の全著作を刊行順に並べ、目黒氏が寸評を加える対談集。本書では97〜08年出版分。個人的にこの時期以降は読んだり読まなかったりなので、ガイド的な楽しみ方も出来た。前巻でもそうだったが、目黒氏の発言には「自分の知る椎名はこんなことしない/云わないが、ここは創作なのか?」といった質問が散見されて面白い。作家-書評家と永年の友人という二つの顔が交差するようで。「椎名のイメージに合わないよね、ワンタンメンは」が特に秀逸だった。2020/01/21
kashimacchi
7
椎名誠全著作の「取り調べシリーズ」第2巻。盟友目黒孝二と1994/7~2005/4までの著作を振り返る。エッセイからSF、私小説まで幅広く沢山の著作を出しているだけに、作者本人も内容を忘れていることが多い。自分が読みだしたのもこの頃の作品から。巻末に文庫化リストもついており、今度チェックしようと思った。椎名と目黒の会話が楽しめた。2020/07/31
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