新潮新書 210日ぶりに帰ってきた奇跡のネコ―ペット探偵の奮闘記―（新潮新書）

著者名：藤原博史【著】

新潮社（2020/02発売）

• ISBN：9784106108501

内容説明

引っ越しの翌日に、茶トラと三毛の兄妹ネコが消えた。見知らぬ土地で2匹はどこへ？　ペット探偵の著者は、依頼を受けて捜索を始める。足取りがつかめないまま季節は遷り、投函した迷子チラシは数千枚に。そこへ入った目撃情報、そして行方不明から210日目に奇跡は起きた――。ペットと家族をめぐる感動の実話7つを紹介、生き物を愛する全ての人に役立つ「万が一のための備え」と「捜索ノウハウ」も惜しみなく明かす奮闘記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きょん]

「ペット探偵は見た！」の続編。いなくなってしまったペットを探すペット探偵という大変な仕事。犬と猫の捜索方法の違い、著者がペット探偵になるまでの驚きの経歴、災害が起きた時ペットとどう避難するか等々とても興味深く読んだ。これからもご活躍を！

2020/07/26

[ケイプ]

ペットがいなくなったら何としてでも探し出したいという気持ちは同じですよね。空き巣入られ、びっくりして外へ逃げてしまったお留守番をしていた20歳の猫のたいちゃん。依頼を受けた藤原さんのおかげで無事に飼い主のもとに戻りました。そしてその1週間後、たいちゃんは天国に旅立ちました。見つかってほんとよかったね。また筆者の藤原さんの生い立ちにも驚かされました。

2020/09/25

[宇宙猫]

★★★　ペットがいなくなった時、頼れるものがあるのは心強い。七ヵ月もたって見つかったときは本当にうれかっただろうな。最後の黒猫たちの写真が可愛い。間違われてお家猫になっちゃったなんて、ちょっとラッキーな猫ちゃんかも。

2020/06/17

[ichi]

【図書館本】疾走した動物を探す職業とするノンフィクション。メディアで取り上げられて話題になっているそうで、私は詳しくはこの本で初めて知りました。この職業に就くまでの筆者の生い立ちに人並み以上の苦労を重ねてきた事を知り、そちらの方がかなり衝撃でした。

2020/07/12

[arisaka]

行方不明のベットを探すペット探偵。見事見つかった実例とペット探偵への道、いざという時の見つけ方ノウハウ。犬は遠くへ行ってしまうのでSNSを活用したりして線を探す。猫は近場にいることが多いので近所に聞き込みをするなど面を潰す。災害等で脱走してしまうことばかりではなく、身近な人間による誘拐も多いようで、ペットをめぐる闇も垣間見れる。

2020/05/23