法政大学イノベーション・マネジメント研究センター叢書<br> 南イタリアの食とテリトーリオ―農業が社会を変える

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法政大学イノベーション・マネジメント研究センター叢書
南イタリアの食とテリトーリオ―農業が社会を変える

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  • サイズ B5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784561662495
  • NDC分類 612.37
  • Cコード C3063

出版社内容情報

2022年3月刊の『イタリアのテリトーリオ戦略』は5刷を数え、農村振興・まちづくり、イタリアの食文化に関心のある方々に大変な好評を得、書評も多数掲載された。

本書は、都市と農村を有機的に連携させるテリトーリオ戦略について、さらに具体例を通して多角的に掘り下げて論じている。そして調査・分析の対象としたのは、かつて開発が遅れ、マフィアも跋扈していた南イタリアの、アマルフィ海岸およびナポリ郊外のカゼルタ周辺である。

日本の農村は新自由主義的フレームワークにより効率化・大型化・スピード化が進み、疲弊・衰退していると言う。その一方でイタリアの農村は国内外の人々を惹きつけ訪問客が絶えない。

そこでは農産物・食品のサプライチェーンが深化しつつ、農業が多角化し、地域資源の有効利用を実現した結果、EUの新農村振興パラダイムが花開いている。そして小農が大きな役割を果たし、地域循環型・高付加価値化による、経済価値と非経済価値のバランスを取った農業が実現しているという。

前著に続き、かねてより当該地域にネットワークを築いてきた木村氏・陣内氏を編著に迎え、食や農村・農業のスペシャリストが、農と食、そしてテリトーリオについての知見を惜しみなく披露する。本書も日本の読者から高く評価されるであろう。

内容説明

グローバル化に対抗し、南イタリアの地で奮励努力する“農”の生産者たちの思いと活動を、フィールド調査を通してヴィヴィッドに描く。日本の農村再生に邁進する人々に贈る新文明論。

目次

フィールド調査から読むイタリアの“食”とテリトーリオ
第1部 カンパニア州のフィールド調査:アマルフィ海岸とカゼルタ周辺の平野部(アマルフィ海岸でのフィールド調査;カゼルタ周辺の平野部でのフィールド調査)
第2部 個別論考(カンパニア調査から導かれるパラダイム転換のシナリオ;テリトーリオに根ざした農業が創る豊かな社会;多機能性、地域資源、サービスによる新たな農業振興:アマルフィ海岸の事例;マッセリアの再生に見るプーリアの田園;イタリア産オリーヴオイルのブランド化プロセス:アンジェラ・クレシェンツィ氏への聞き取りから;テリトーリオへの帰還:イタリアにおけるコモン(ズ)としての都市農園)
日本における新しい農村振興への試論

著者等紹介

木村純子[キムラジュンコ]
法政大学経営学部教授。神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。フランス農業専門職大学院(´Ecole Sup´erieure d’Agriculture)客員講師、2012年から2014年までヴェネツィア大学客員教授。専門はテリトーリオ、地理的表示(GI)保護制度、地域活性化、SDGs。農林水産省の地理的表示登録における学識経験者、財務省の国税審議会委員他

陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
法政大学江戸東京研究センター特任教授。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。専門はイタリア建築史・都市史。パレルモ大学、トレント大学等の契約教授を務めた。国交省都市景観大賞審査委員長他。受賞歴:地中海学会賞、イタリア共和国功労勲章、ローマ大学名誉学士号、アマルフィ名誉市民他。著書:『東京の空間人類学』(1985、筑摩書房、サントリー学芸賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。