血と涙のナガランド―語ることを許されなかった民族の物語

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血と涙のナガランド―語ることを許されなかった民族の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861870835
  • NDC分類 225.1
  • Cコード C1022

内容説明

インド・ビルマの国境地帯で60年以上続く民族闘争。大国がひた隠す凄惨な歴史の事実がいま明かされる。

目次

見せしめの虐殺―ロングファ村の悪夢
反攻の戦士たち―コヒマ攻防戦
禁じられた墓碑銘―セツ村の虐殺
穢された瞳の悪夢―マヤンコクラ・屈辱の重荷を負って
精霊たちの復讐劇―ズラケ村の奇襲
死線に踊る戦士―ククウィ村の相棒物語
濁流の果ての祖国―東パキスタンへの過酷な遠征
儚き希望への旅立ち―中国への第二次遠征(前編)
死と絶望のあぎとへ―中国への第二次遠征(中編)
混迷と裏切りへの凱旋―中国への第二次遠征(後編)
血塗られた安息日―チエメクマ村の無差別攻撃
退路なき祖国―密林に果てた中国派遣団
迷宮に落ちた兵士―永遠を戦い続けた男の物語
希望へとつなぐ墓標―死と再生のマティクル村

著者等紹介

イラル,カカ・ディエヘコリエ[イラル,カカディエヘコリエ][Iralu,Kaka Dierhekolie]
ジャーナリスト、作家。1956年、ナガランド・コヒマ生まれ、在住。インド・オスマニア大学にて修士(哲学)。1987年以来、おもにナガ民族の問題に関する執筆や講演活動などを、インド内外を問わず続けている

木村真希子[キムラマキコ]
大学非常勤講師。ジャワハルラール・ネルー大学にてPh.D.取得(社会学)。専門は社会学(エスニシティ論)、南アジア地域研究。先住民族の権利を支援する国連NGOである市民外交センター副代表

南風島渉[ハエジマワタル]
報道写真記者。通信社写真部を経て、1995年からフリー。おもにアジアの紛争地や人権問題などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mittsko

5
少数民族による「アジアでもっとも長く続く独立運動」、とくにその初期を伝える、自身ナガ族である著者、渾身の、文字どおり命がけのオーラルヒストリー。この大問題を民衆視点から描いた刊行物としては、インドでも最初のものである由。03年刊の原書は大著であるため抄訳だが、未邦訳の部分は、巻末の木村真希子「訳者解説」で補われている。 ※ どこもかしこも、あまりに凄惨な虐殺、虐待、強姦、そして戦闘の話です。ボクも90年代後半にかの地を訪れました。つい前日の政府部隊による無差別射撃の弾痕だらけの町で、沢山の話を聞きました。2021/01/24

yooou

4
☆☆☆★★ 大国の歴史に埋もれる少数民族の悲劇。こうした史実に触れるのは大切だと思うけども、もっと大局的な歴史観について踏み込んだものが欲しかったのでちょっと残念でありました。2013/01/26

Hanako

2
存在自体が貴重な本。ナガだけでなく、インド兵も犠牲者である。ナガ対インド・ミャンマーの紛争、ナガ内部の対立を解決するにはどうしていけばいいのか。 インドミャンマーだけでなく中国バングラデシュもでてきてこの地域紛争が多数の国にまたがるものだと実感させられる。明らかに違法な行為をしているというのもそもそも問題なのだけれど、普遍的な暴力というものについて洞察を深めていきたい。 ただ復讐を伝統って言ってしまうのはどうなんだと思った。あと中国からの武器援助を本当に「無償」だと思ってるとしたらnaiveすぎるぞ、、2017/10/07

日暮里の首領様

1
「自由な議会制民主主義国」として捉えられがちなインド。しかし中央における議会制民主制の反面、地方においては壮絶な民族的少数派に対する抑圧、政治的腐敗を抱えている。特にビルマとの国境に面する、ナガランドにおける抑圧は深刻だ。本書は、そんなナガ人の抵抗・独立運動側から見た「インド裏面史」である(故にその偏りは念頭に置くべきだ)。国民国家の恣意的な線引きに抗する民族運動、それを残酷に弾圧するネルー・インド軍、虐殺・拷問・強姦、人民中国や東パキスタンの援助を求める絶望的な行軍、そして内部分裂… 2012/12/08

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