内容説明
黒アカネの暴走、世界を終わりへと導く怪獣。
響裕太はある日目を覚ますと、グリッドマンと初めて出会った日に時間が戻っていることに気付く。
何者かの手によって世界が歪められ、同じ時間を繰り返していることを確信した彼は、一度倒した怪獣たちと再び戦いながら、仲間とともにこの繰り返される世界の謎に迫っていく。
鍵を握っているのは、裕太たちの前に現れた黒髪の新条アカネ。“もう一人の神”である彼女が創り出した怪獣が時間を操作していると睨んだ裕太たちは、激闘の末についにその怪獣ガイヤロスを撃破する。ところが、その戦いの直後に裕太は再び始まりの日へと戻されてしまう。しかも、今一度繰り返される時間はさらなる変化を始め、怪獣も多種多様な方法で襲いかかってくるようになる。
一方でもう一人のアカネは自らの存在を確立するべく、次第に本物のアカネの思惑を超えて暴走を始めた。背後で暗躍するのは――アレクシス・ケリヴ。
もう一人のアカネが創り出そうとする、この世界を終わりに導くという怪獣の全貌とは!? そして彼女に世界の選択を迫られた、六花の思いは……。
円谷プロ×TRIGGERの完全新作アニメーション『SSSS.DYNAZENON』の制作も発表されて、ますます盛り上がるSSSS.GRIDMANの公式ノベライズ、第二弾!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
15
アニメと大きく変化しながらも、アニメと同じ学生らしいリアリティある会話がテンポよく来るので前巻より面白さが湧き上がってきた。 偽物でも同じアカネだから繋がる必然。ふと短編ドラマCD最終話の内容を思い出したが、アニメ監督もがっつり監修しているらのしいので、もしかしたら繋がっているなんてこともあるかもしれない。 もっとも、フルパワー合体とか本編では出さなかった特撮お祭り要素の部分は前巻から変わらず全開。 趣味と要望を両方押さえる作者の力量は高い。2020/03/24
ホシナーたかはし
15
起(怪獣が現れ)承(正義の味方が弱点を探り・策を練り)転(ヒーローが現れ格闘)結(必殺技)と、かつての円谷プロ作品の定石をちゃんとたどっている、まごうことなき特撮小説。サービスシーン載せすぎ!嗚呼、面白かった!一つ不満があるとすれば、響と六花をもそっと接近させてやってくれよ・・・2020/02/20
sao
10
読了。2023/03/31
弓木 怜
7
Vol.1から通して面白かった 場面によっては、もしこんなシチュエーションがあったらというifストーリーとしても楽しめる アニメに明示的には出てこない設定にも触れていて良い 黒アカネの変化に最初はどうなっていくのか不安になるが、話を追っていくことで大分見方が変わっていった 帯に「幻の形態」という言葉が載っているが、確かにアニメでは登場出来ない形態であり、イラストと相まってワクワクした 最後の怪獣もラストに相応しい強烈な姿であった2020/06/14
niz001
5
水沢夢さんらしく最後は燃える展開に。グリッドナイト登場はサービスしすぎな気もする。2023/06/01