内容説明
不憫なエルフとウザいエルフどっちが好き?
いつのまにやら日常に溶け込んでしまったイノさんとの日々。
相変わらずウザ絡みがヒドい、それでもちょっぴり楽しい、そんな日々。
仲直りできた宮柳とも、自分の殻をやぶろうと頑張る木瀬さんも、イノさんのおかげ(?)でそれぞれが前を向けるようになった気もする。
でもある日、イノさんが全てを忘れて不憫なエルフに戻ってしまったら……?
いや、しかし俺こと寝津恭兵はそもそも不憫なイノさんを求めていたのではなかったのか……!?
その裏で明かされる「ウィザテル」の真相とは。
押しかけエルフラブコメ第二弾!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっきゅー
23
表紙のようにイノさんの結婚願望が溢れる第2巻。「好きかと言われればかなり微妙」なイノさんとの結婚は無理なのできっぱりお断りしたら、ゲームの運営によってイノさんの設定が初期化され、本来の薄幸不憫キャラに戻ってしまった。失われて初めて気がつく本当の気持ちってあるよね。サブヒロインの木瀬さんとの仲が進展したり、ラブコメ色が強かったのですが、幼馴染み生徒会長の宮柳さんが不器用すぎて遅れをとってますね。今巻でひとまずのエンドがありましたが、今後のヒロインズとの関係はどうなっていくのでしょうね。2020/03/20
イシカミハサミ
10
秀章さんの作品にしては、 丁寧な掘り下げ+世界の広がり。 サクッと楽しく読了。 けっこう巻数を重ねていけそうな終わり方をしたけれど、 そういうプランがあるんでしょうか。 あとがきがないから、内情がわからない……。2020/05/11
真白優樹
10
突然現れた謎の少年に初期化されたイノさんが不憫なエルフに戻る中、ウィザデルの真相が明らかになる今巻。―――例え理想と違っても、今まで積み上げてきたほうが大切だから。 不憫なエルフとウザいエルフ、今までと過去の間に挟まれた恭兵が思い悩みながらも自分の願いを選ぶ今巻。シリアスに見えても一瞬で全てがひっくり返ると言わんばかりの大騒ぎが繰り広げられる巻であり、最後までシリアスではいられない彼等の活躍が面白い巻である。騒動を経て一歩進んだ人間関係、果たしてイノと恭兵は幸せになれるのか。 次巻もあるなら楽しみである。2020/02/20
nais
7
シリアスにならないでよかった。ネガティブイノさんもそれはそれでよいもの。宮柳ちゃんが友情の壁をこえるのは難しいのか。続きが出そうな出なさそうな終わり方。2020/02/20
nas
6
台詞のキレが1巻より良い気がするな、この感じならもっと読んでみたい気もするけどこれでおわりかな。なかなか丁度いい感じだった2020/04/15