ガガガ文庫<br> 先日助けていただいたNPCです~年上な奴隷エルフの恩返し~

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ガガガ文庫
先日助けていただいたNPCです~年上な奴隷エルフの恩返し~

  • ISBN:9784094517996

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内容説明

ありがた迷惑! でもちょっと楽しい……?

大人気ネトゲ「ウィザード・テイル・オンライン」上で暗黒騎士ラットとして上位ランカーにいる寝津恭兵。
彼には、奴隷エルフのイノというお気に入りのNPCがいた。

あるとき寝津は、イノがDQNなプレイヤーたちからいじめられているのを見かけ、助けに入る。
だがその翌日、寝津のアカウントがDQNなプレイヤーたちに身バレしてしまい、リアルで仕返しされる羽目に……。
殴られる! ――と思ったその時、

「――何をなさっているのですか?」

目の前に現れたのは、奴隷エルフ・イノそのもの!? コスプレのお姉さんとかじゃなくて!?
疑う寝津をよそに、そのお姉さんはゲーム内のアイテムを駆使し、DQNたちをフルボッコ。

「恩返しに参りました。ラット様」

え!? まさか本当にイノ? マジで!?
お気に入りのお姉さんキャラが現実で恩返しって、最高じゃない!?
俺に尽くして、お世話してくれるの!?

喜びに震える寝津だったが、まだこの時は気がついていなかった。
ゲーム内のキャラに、現実の常識なんて通じないということに……。

ズレにズレた奴隷エルフが、ズレたご奉仕で現実世界をかき回す! 
押しかけ恩返しコメディ開幕!!

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

30
ゲーム世界のNPCが現実世界に現れた!ゲーマー少年に押掛女房宜しく迫る強迫恩返し系ラブコメここに開幕。ゲームの世界であれば全く無害なNPCが、ゲーム世界の常識とアイテム片手に現実世界に現れるとこんな事になっちゃうのね。現実世界を舞台にした日常模様と、奴隷エルフのイノによって起こされる唐突なゲーム的なノリが融合し、ツッコミ満載の見事なハイテンションコメディとなっていた。トラブルも一周回れば良薬的な役割を果たすんだね。イノに甘やかされているようで実はイノにだだ甘な恭兵がいい味を出してた。2019/07/21

むっきゅー

26
読友さんのレビュー見て興味を持ち、折角のコロナ休暇だし読んでみました。結論、メッチャ笑った。とにかく、メインヒロインの奴隷エルフ・イノさんが憎たらしすぎて爆笑。アラサー美女で完オチヒロインなのに、人の話は聞かないわ、思い込みが激しすぎるわ、ゲーム脳過ぎてお騒がせキャラ感が凄い。最初ニャル子さんを思い出したが、これは藤子不二雄Aのマンガに出てくるオバQとかハットリくんとかのお騒がせ居候キャラに近いかも。一周回って原点回帰。幼馴染みヒロインの宮柳さんとイノさんとの常時修羅場関係もグッド!なかなかの秀作でした。2020/03/18

まっさん

23
★★ 大人気ネトゲの上位ランカーである寝津恭兵は、ラットという暗黒騎士系キャラを作成し、常日頃からソロプレイでPKを楽しむというゲームライフを送っていた。そんな彼にはゲーム内に奴隷エルフのイノというお気に入りのNPCがいたのだが、ある日悪質なプレイヤーによって彼女が虐められている場面を目撃し、彼らをPKすることでイノのことを救う。後日、リアルでその悪質なプレイヤーと遭遇してしまった恭兵はPKの仕返しとして殴られそうに。そんな恭兵を助けたのはゲームの世界を抜け出してきたイノそのもので…ー個人的にラブ→2019/08/25

たけ

18
★★☆☆☆ 暗黒騎士ラット。彼はとある大人気ネトゲでプレイヤーキラーと悪名高い上位ランカーである。だが暗黒騎士の雄々しい見た目と喋り方に反して、その正体は陰キャラ高校生、寝津恭平。そんなある日、その日もネトゲで暗黒騎士を演じていた恭平だったが、お気に入りのNPC、奴隷エルフのイノが悪質なプレイヤーに虐められているのを目にする。すぐさま粛正したが、後日リアルで仕返しされるハメに。そんな恭平を助けに現れたのはイノだった。「恩返しに来ました。」助けてくれた恩人に恩返しするためにゲームの世界から飛び出してきた→2019/07/23

真白優樹

11
大人気のネトゲでPKを得意とする上位ランカーの少年がゲームからやってきた年上エルフ美女と出会い迫られる物語。―――突然始まる、異世界人との非日常。 いきなり非日常、だけど忘れていた、彼女がゲームの中の人だという事。全体的にテンション高めの賑やかなコメディであり、美女が巻き起こす大騒動と少年のツッコミが冴え渡る中、青春と戦いの熱がある、真正面から面白い物語である。一つの戦いも終われど不思議な日常はまだまだ続く。果たして彼等の日常はどんな方向へ転がっていくのだろうか。 次巻があったらいいなと思う次第である。2019/07/18

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