内容説明
炎の巨人を倒した元・魔王イシュトの名は、不本意ながら王都を救った勇者として知れ渡ってしまった。そんな折、初期職の“道具士”にこだわる崖っぷち冒険者ミラブーカがパーティに加入し、イシュトたちは冒険者としての経験を積んでいく。
同じ頃、ギルドでは上級冒険者を集めたダンジョン攻略が始まる。しかしアイリスたち銀狼騎士団には敵の魔の手が迫っていた――
「なんだ、アイリス。こんなところにいたのか」
常識外れの戦闘力で少女たちを迷宮から救い出せ!最強の元魔王による異世界無双譚、第2弾!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
15
炎の巨人を倒し、勇者として王都に名を知らしめてしまったイシュト。リッカの誤爆癖を直すためにクエストを受けていたのだが、ひょんなことから道具士のミラブーカを仲間に加える本巻。道具士への妙なこだわりがあるもののへっぽこなミラブーはツッコミ役というところ。しかしリッカの影がますます薄くなるような…。淡々とクエストをこなしていく中で、アイリスたち銀狼騎士団へ迫る危機はあっさり解決なのだが、アイリスのそれは完全にメインヒロイン。イシュトたちとアイリスたちのパーティが合流する日は近いかもしれない。次巻はどうなるか。2020/02/23
真白優樹
9
イシュトの名前が不本意ながらも勇者として広まる中、初期職に拘る少女がパーティに加入し、敵の魔の手に落ちたアイリス達に危機が迫る今巻。―――始まりにこそ可能性あり、だからこそ冒険は面白い。 イシュトのパーティに新たな曲者が加わる中、黒幕の思惑がアイリス達を襲いダンジョンを舞台に激突する今巻。初期職に拘るからこその可能性、そんな不遇からの逆転が光る巻であり、ダンジョン攻略で無双するイシュトの新たな強さが更に示される巻である。 ギルドに上手く使われながらも得た報酬、彼はどう使うのか。 次巻も須らく期待である。2020/02/16
リク
6
二巻もそつのない面白さだった。やっぱり俺TUEEEはこのくらい振り切った方が良いな。最強魔王様の力づくで解決する様がストレスフリーで楽しめる。バトルだけじゃなくて日常描写もしっかりと。新キャラのミラブーはツッコミにキレのあるので、前回以上に軽快なやり取りになっていた。イシュトは傲慢+天然なのでこの手のキャラと相性も良さそう。基本職で最強を目指す姿勢も好感が持てる。アイリスは相変わらずの正妻感。ただその分リッカの影がかなり薄くなっていた上にラストがアレなので、今後どうなる?2020/02/19
METHIE
4
投擲能力が凄いアイテム師が仲間になったぞ、ベタベタな話だがそれがいい。2020/02/21