グローバル資本主義VSアメリカ人

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グローバル資本主義VSアメリカ人

  • 著者名:篠原匡【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2020/02発売)
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内容説明

他国間の交渉からより米国の影響力を発揮しやすい二国間の交渉に、国際協調主義から単独主義に、グローバル政治経済の審判役からプレーヤーに──。近年、アメリカは急速に変化している。

 この変化を推し進めているのはトランプ政権だが、トランプ政権の誕生を含め、米国をそういう方向に向けているのは一人ひとりのアメリカ人である。

 本書は、米国が直面している11の社会課題を軸に、市井の人々の生き様を通して今のアメリカを描き出したものだ。

 例えば、オピオイド汚染に苦しむウエストバージニア州では、全校生徒の3分の1が祖父母や里親と暮らしているという小学校を訪ねた。その原因は、鎮痛剤などドラッグの依存症よる親の育児放棄が原因である。アリゾナの国境では不法移民を取り締まる自警団の活動に同行、メディアでは報じられない国境の現実を活写した。メキシコ・ティフアナでは米国を追放された外国籍兵士や不法移民の密入国を幇助する若者に話を聞いた。国家や企業が発する情報は一面の真実だが、日々を生きる無名の人々の人生もまた真実である。

 なお、それぞれの章には同時並行で制作したドキュメンタリー映像のQRコードを載せており、ルポルタージュとドキュメンタリーの双方を見ることができる。知られざる米国をぜひ覗いてほしい。

目次

1章:
国境vs自警団
ドラッグの運び屋を捕捉せよ!

2章:
国境vsスマグラー
ティフアナ・アンダーグラウンド

3章:
国境vs国境の住民
分断に立ち向かうツインシティ

4章:
銃規制vs銃所有者
銃規制反対派のロジック

5章:
銃規制vs射撃女子
私が6歳の娘に銃を教えた理由

6章:
ドラッグvsプアホワイト
オピオイド汚染に沈む街

7章:
教育vsハーレム
教育改革にあらがう小学校

8章:
米軍vs外国籍兵士
アメリカ人になれなかった男たち

9章:
関税vsグローバル製造業
アメリカの雇用を奪うシェルター

10章:
アメリカンドリームvs若者
夢ゾンビたちの宴

11章:
再生可能エネルギーvs過疎地
石油の国の風力発電

12章:
宗教vsメガチャーチ
イベントと化す祈りの場

13章:
貧困vs先住民
暗闇を惑うインディアン居留地

14章:
テック企業vsホームレス
シリコンバレーの貧困街