日本経済新聞出版<br> 日本型プラットフォームビジネス

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

日本経済新聞出版
日本型プラットフォームビジネス

  • ISBN:9784532323097

ファイル: /

内容説明

GAFAをはじめとするメガテック企業たちの脅威が喧伝され、
日本企業はなすすべはなく飲み込まれてしまう、という印象が持たれている。
しかし、メガ企業だけが利益を独占するというのは言い過ぎであり、
プラットフォームビジネスの中には、まだ生き残る余地は十分に残されている。

日本企業が得意としてきた戦略を、プラットフォームビジネスという
フィールドにあてはめ、どのように戦略を立案・実行すればいいのか。
豊富な事例をもとに、4つの戦略に分けて解説する。

◆ 本書で解説する4つの戦略
本書で解説する戦略とは、大きく分けると
1メガ企業が狙わない隙間をついて、自らプラットフォーマーになる
2メガプラットフォームで必要不可欠な存在になるの2つ。
2については、さらに3つのタイプに分けられる
1特化した市場でプラットフォーマーになる
……建設業界向けにデータプラットフォーム「LANDLOG」を築いているコマツが代表例。
2連携戦略1チャネル活用
……プラットフォーマーをチャネルとして捉え、プラットフォーマーを介した製品・サービスを提供
ライドシェア大手Go-Jekのチャネルを活用したイオンモールのプロモーションほか
3連携戦略2プラットフォーマーを顧客にする
……プラットフォーマーを顧客として捉え、機能を補完する製品・サービスを提供
トヨタによるウーバー、グラブ、ソフトバンクとの連携
4連携戦略3アプリケーション・機能連携
……自社ノウハウを活かし実装したソフトウェアを、他社プラットフォーム上で提供する
テックビューロの「Mijin」をマイクロソフト「Azure」を通じて展開

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaichiro

87
これまで企業はサプライチェーンにおけるQVCでしのぎを削ってきたが、プラットフォーム時代はV(価値)をP(プラットフォーム活用し)、S(シナジーを発揮して)商品・サービス提供する形に競争軸が変わる。本書は日本型プラットフォームビジネスの提言書。GAFAや中国BATとは異なり既存のplatformと連携することでビジネス拡大が狙えるのではとの発想。20の実例を掲げて検証。IT技術人材と経営・ビジネスパーソンの知識・マインドギャップに関する具体的な解決事例も掲載。DX初期検討の参考書として十分な内容です。2020/02/11

se1uch1

77
プラットフォームビジネスの事例が豊富。トヨタがライドシェアと協業するのは、新たな競合と自分たちのビジネスをどうとらえるのかについての示唆に富む。暗黙知の外販の例でドイツのインダストリー4.0の話がでているが、あまり成功した感じはない。もう10年前も以上の話であり、暗黙知の収益化は難しいのか。中長期的なスタンスをもつ重要性が指摘されており、Amazonもひたすら売上を投資につぎ込んできたからこその今があるとすると、やはりそれを続けようとするトップの明確なコミットが大事なんだろうなと思わされる。2022/01/15

けーすけ

4
就活読書にしては非常に面白かった。 日本の事例ベースで分かりやすかったし、ちゃんと考えられて書かれた本だと感じました。「プラットフォーマーと言えばGAFAだよね。おやっファナックとかシーメンスもプラットフォーマーなの?」となっている方には、おすすめです。恥ずかしながら僕がそうでしたので。。2020/02/29

わたなべたけし

3
プラットフォームをどう我がビジネスに活かしていくか? いくつもの会社の実例を引き合いに、その重要性を説いた内容。 プラットフォームに関する本について、これまで何冊か読んでみたが、 基本的にはプラットフォームを構築することの重要性を説いた内容が多く、 構築できた暁には、自社の大きな強みになるのは理解できども、現実的には・・・という内容だった。2021/11/03

アルミの鉄鍋

3
★3 プラットフォームも色々種類があるんだなぁと思った。思った以上に。ただ、この本でオッで思う事は特になかった。コンサルが書く本って、なぜ書き方がどこも似てるんだろ。2020/09/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15001980
  • ご注意事項