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内容説明
死後も名医にかかるべし。『死体は語る』に続く最新作。 首吊り自殺と絞殺の違いは? 18箇所も刺した犯人像を推理せよ。物言わぬ死体から真相を明らかにする。
焼け跡から発見された頸や顔が焼け焦げた母子の死体。監察医の著者は、焼死ではない、「絞殺死」だと見破る。その根拠とは? 死斑の色に、まぶたの裏に、頭蓋骨の奥底に、本当の死因は隠されている。
捜査機関から絶大な信頼を得た元監察医が、2万体を越す検死実績から導き出した、死体の声なき声を聞く「上野法医学」の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨
27
上野先生のご遺体に対して真摯に向き合い、死因を明らかにする姿勢がとても好き。遺族からすると不審死のままだったりするとずっとモヤモヤしそうだし。読みやすく解説も解りやすかった。2020/03/15
うさっち
25
警察官向け専門誌で連載したコラムをまとめたもので写真や専門的な部分もあり、まさにタイトル通り「法医学ノート」といった感じで少し難しかった。2020/03/13
Yuki
17
前回はエッセイの色味が強かったが、今回はミステリ風に検死の知識を得られる本だと思った。まさにタイトル通り、死因をごまかそうとしても死体は語るということを教えてくれる。とはいえ、監察医制度を設けている都市は全国で4ヶ所と少なく、こういったものをどこでも見破られるわけでもなさそうという現実は存在するようだけど……。ドラマ「アンナチュラル」の法医学パートにワクワクするような感じ。2020/04/01
アルカリオン
16
警察官向け月刊誌(そんなのがあるのか!)「BAN」の連載をまとめたもの。そのせいか、上野氏の他の著作よりも実践的というか細部分析的な筆致となっている。やや読みにくい感じがあり、上野氏の多くの著作からあえて優先的にこれを読む必要はないかなと思った▼本書でも少し触れられているが、他の著作で氏が強調しているのが「高齢者の自殺原因」統計の不正確さ。遺族は世間体等を考えて「病苦」を理由に挙げるが、実際には家族からの冷遇等、人間関係を苦にしてのものが多いと思われる。2021/06/06
kaede
13
前作「死体は語る」の詳細ノート。前作同等興味深く読めたのだが、お願いがある。難しい漢字には全てルビを振り続けてほしいです。暗赤紫色などなど、読めずページを遡るのに苦慮したので。上野医師の願い、法医学を学ぶ医師が増えますように、と思う。2025/06/29
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