内容説明
<実際、私は職業柄、新聞社を訪ねることが比較的多いが、朝日には他社とは異なる雰囲気がある。はっきり言って冷たいというか、寄りつき難い空気がある。そして“いかにも朝日”とでもいうべきものを感じる。何かもう、お偉いのである。独特の自意識が満ちているのである。
新聞に権威は必要である。しかし権威が権力化したり、自己過信や傲慢に変じてはいけない。朝日は果たしてどうであろうか。
断わっておくが、私には朝日に対する私怨の類はいささかもない。朝日はわが国の代表的な巨大新聞の一つである。その影響力は国の内外に甚大である。その朝日が権威変じて傲慢となり、“われのみぞ正しい”という無謬の自意識旺盛だとしたら、言論界にとって不幸である。
本書で取り上げた朝日における数々の事例は、すべて言論の自由と人権に関わるものである。そして、その一つ一つと、それぞれの関連、絡みに、私は“朝日の体質”と“朝日人の自意識”を見るのである。>(本書「あとがき」より)
著者の片岡正巳氏は、朝日批判の第一人者である。本書の発売当時は週刊誌でも大きく報じられベストセラーにもなった。書名に関しては数週間も著者と議論した。朝日が、従軍慰安婦問題で自紙の報道に誤報があったことを認めて謝罪したのは、奇遇にも著者片岡氏が亡くなった1ヶ月後であった。(発行人・神山吉光)



