出版社内容情報
人類は「戦争」をくり返してきました。
今も、世界各地で戦争や紛争、あるいは内乱がくり広げられています。
そこに「宗教」がからんでくると、事態はより複雑なものになります。
本書では、世界中で起こってきた広い意味での「宗教戦争」を取り扱いますが、何をもって宗教戦争としてとらえるか、その定義はかなり難しいです。
宗教戦争の成り立ちから、世界中に広がっていく流れ、信仰だけが戦争を引き起こす原因になっているわけではない点。
宗教とは無縁なものに思えても、実は宗教が深くからんでいる戦争があることなど、この世界を、社会全体を見通すために必要なことについて解説します。
内容説明
人類は「戦争」をくり返してきました。そこに「宗教」がからんでくると、事態はより複雑なものになります。宗教戦争の成り立ちから、世界中に広がっていく流れ、信仰だけが戦争を引き起こす原因になっているわけではない点まで。宗教とは無縁に思えても、実は深くからんでいる戦争があることなど、この世界を、社会全体を見通すために必要なことを解説します。
目次
第1章 世界宗教が民族宗教を駆逐する(世界宗教と民族宗教;三つの世界宗教 ほか)
第2章 十字軍‐キリスト教とイスラム教の宗教戦争(仏教とキリスト教、イスラム教は対立しなかった;東西に分かれたキリスト教 ほか)
第3章 ヨーロッパの宗教戦争(対立するプロテスタントとカトリック;ルターの批判は正しかったのか? ほか)
第4章 聖戦という考え方の誕生と変遷(聖戦とは;人頭税による異教徒の救済 ほか)
第5章 帝国と国民国家における宗教とその対立(オスマン帝国の拡大;新たなる十字軍の結成 ほか)
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京生まれ。作家、宗教学者。1976年東京大学文学部宗教学科卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1984年同博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て、東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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