講談社文庫<br> 蓮如 夏の嵐(上)

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講談社文庫
蓮如 夏の嵐(上)

  • 著者名:岳宏一郎【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 講談社(2020/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062739528

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内容説明

日本史上、不世出の宗教家。その鮮烈な生!――衰退していた本願寺を、一代にして日本最大の宗派へと押しあげた、不世出の宗教家・蓮如。権門寺社、あらゆる中世の制度と価値観が、崩れ落ちた地平にあって、彼はひたすらに摂取不捨(せっしゅふしゃ)の救いを説いた。人びとは南無六字の名号(みょうごう)を口にし、時代は熱く揺れ動く。日本史上最大の転換期をあざやかに描いた、傑作歴史小説。<上下巻>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内藤銀ねず

16
小説の感想は書かない方針でしたが、長いこと読みたかった岳宏一郎さんのこの本がkindle unlimitedになっていたので。いや読めて嬉しかった! 新年から景気が良い! あけましておめでとうございます! それにしても室町時代の中年宗教家を主人公にしたこの歴史小説は人気なかったろうな。上巻まで読んで、この本を読むには準備が必要だと気づいた次第。『歎異抄』『蓮如文集』など真宗系の古典籍と、毀誉褒貶すさまじい呉座勇一さんの『応仁の乱』は理解の助けになります。準備が必要な時点で、やはり人気が出るわけないなあ。2022/01/01

うたまる

1
「人間はさまざまな悪業を演ずるために、それぞれ役割を与えられて、この世に生まれてきたと考えてもいいだろう。人間は一人の例外もなく悪人なのだ」……浄土真宗中興の祖として名高い蓮如の伝記。いやあ、てっきり偉大な宗教人だと思っていた。勿論そういう素養はあるのだろう。しかし、目立つのはその政治的手腕と時流の後押しの方だ。時代は度重なる飢饉とそれに続く応仁の大乱。誰もが餓鬼道に堕ち、生きるために罪を犯した。已む無くとはいえ往生を諦めた彼らに、真宗の説く”悪人正機”はどれほど光明に見えたことだろう。引き続き下巻へ。2017/12/13

Ryuji

1
★★★☆☆本願寺・中興の祖と言われる蓮如。ほぼ何の予備知識(名前くらいは知っていましたが)も無く読み始めました。浄土真宗の教えそのものがそうなのかもしれませんが、蓮如自身が結構俗っぽい感じで描かれていて親近感は湧いてきます。それにしても比叡山・延暦寺がこの時代こんなに大きな力を持っていたとは知りませんでした。2013/04/07

とも

1
前半はだるだる。後半になってだんだんと面白くなってきた。 下巻に期待。2010/11/01

てつ301

0
とても偉い宗教人だと思っていましたが、こんな俗人的なところがあったなんて... というより、(良くは知らないのですが)宗教面での彼の業績が少なすぎでは?と思いました。2014/08/21

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