内容説明
札つきの新聞記者・土屋庄一が刺殺された。事件を追う私立探偵・松本源助は捜査を続けるうち、昔出会った奇妙な少女を思い出す。依頼は人探し。手がかりは「山本二郎・18歳」と手書きの地図。地図の場所を特定した松本は、山本二郎が死亡していることを知る。彼女の依頼は死んだ恋人探しだった…(空想地図)。若手刑事・片田は上司の岡村、探偵の松本、検事・森脇らとある名家の犯罪を暴く。事件の裏には結ばれない恋があった。刑事の奮闘と愛憎劇を描く二作を掲載。名作漫画の原作者による書き下ろし小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
14
【Kindle-177(Unlimited)】標準タイム1時間46分。漫画版にはテーマ別に多様な人物が登場したと記憶しているが、小説版は1~3を通してベテランの岡本刑事と部下の若手・片田刑事を中心に話が進む。27歳の片田刑事が1964年の東京オリンピック開催時に8歳であったという記述が出てくるので、小説版の時代背景は80年代前半、バブルの狂乱が始まる少し前と思われる。小説版のエピソードが漫画版にもあるのか気になって調べてみたが、同じタイトルのものが存在するので、ノベライズということになるようだ。(2/3)2017/10/30
喪中の雨巫女。
7
《私ー図書館》少女の傷ついた心に、向き合って寄り添っていれば、こんなことには、ならなかったのに…。良き相棒は、意外な人なのかもしれない。2014/08/11
しろくまZ
3
図書館本。2024/02/08
おばおば
0
若い刑事と年老いた元刑事が、それぞれの捜査方法で真犯人に迫っていくところが面白い。2018/07/16