内容説明
高二の芹澤心菜は、東高のボス、不良で名高い及川聖と付き合っていた。ある日一緒にいたふたりは覆面の男に襲われ、聖だけが命を落としてしまう。死後の世界で聖の前に現れたのは、天国に行くか地獄に行くか、４９日の間に自分で決めるようにと告げる天使だった。自分を殺した犯人を突き止めるため、幽霊の姿で現世に戻る聖。一方、聖を失った心菜も、榊という少年と共に犯人を探し始めるが──。聖の死の真相に驚愕、ふたりが迎える感動のラストに落涙必至！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(*'ω' *)@k_s
58
Kindle Unlimited～人が亡くなってから現世を漂い、行先を決める49日間。それは、逝った者と残された者の気持ちが交錯する不思議な時間～復讐は悲しみの連鎖しか生まない。それでも残された者は、憎しみという鎖に心を縛られる…スピリチュアルでオカルティックな展開に、バトルあり、涙ありのストーリー（笑）～生ある者の時間は、非情にも進み続ける。その時間を悲しみと怨嗟で埋めることを、死者は望まない。亡くなったものの分まで、今を精一杯生きないといけない。前作で登場した榊くんの成長著しいな～(*´艸`)2021/05/21
ヒロロシ33
38
面白かった2020/01/29
荒川叶
14
昔に読んだ天国までの49日間のアナザーストーリー。何も知らない周囲の人々が少ない情報からかってな憶測をたてて情報を広げていく。 怖いなと思います。人のある側面だけでその人の全てと決めつけてはいけないとあらためて思いました。色々考えられる一冊です2019/12/31
稲荷
13
物語のテンポや切り替わり方がよく、読みやすかった。切ないけど結末にも満足。また、ちらほら前作品の内容が絡んでいて深みがあった。2021/10/21
*ふうか*
10
Kindleにて読了。世間の手のひら返しがしんどいなと思った。2021/05/22
