小学館文庫<br> 仕掛け絵本の少女 鬼と光君

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小学館文庫
仕掛け絵本の少女 鬼と光君

  • 著者名:堀川アサコ【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 小学館(2020/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094067378

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内容説明

少女カイに連れられて平安時代へトリップ!

歌舞伎町のホストクラブ「アリア」のナンバーワンホスト・碓井ヒカルは、ある日、店の太客から「鬼の腕」なるものをネットオークションに代理出品するよう持ちかけられる。もし売れればそのお金はまるまるヒカルのものにしていいと言われ、なんとなく話に乗ったところ、鬼の腕の干物はなんと一千万円で落札されてしまった。
 とき同じくして、道ばたで謎の少女カイに呼び止められたヒカルは、指示されるままに神保町の古書店で仕掛け絵本を購入する。それは偶然にも例の「鬼の腕」が出てくる、平安時代の「渡辺綱の鬼退治」の物語で――。
 再び目の前に現れたカイに「これより、平安時代に行きます」と告げられた……と思った次の瞬間、ヒカルは仕掛け絵本の中に入っていた。そこは完全に平安貴族の世界で、あわてて逃げ込んだお屋敷の中にいた美しい女性に、ヒカルは心を奪われてしまう。そう、その女性こそ「源氏物語」の作者・紫式部。あろうことかヒカルは、日本一有名な千年前の女流作家相手に、遅い初恋に落ちてしまったのだった。
 大人気「幻想」シリーズのゴールデン・コンビが贈る、オトナとコドモのための元気がでるおとぎ話!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

43
続編。仕掛け絵本の主(?)カイだけが前作との共通人物。今回は平安時代と現代を往来する。紫式部に安倍晴明、藤原道長、酒呑童子などなど。酒呑童子が都の女を攫って行ったのは、茨木童子、実はブランド品のアパレルメーカー主人で強制労働のためだったと、妙な設定。今回のカイの冒険のパートナーは歌舞伎町のホストであるが、ホストの仕組みがかなり詳しく書かれている。更にそこでの遊び方も書かれているが、その辺になると理解不能。まあ大筋に関係ないと読み飛ばす。時折挟まれる和歌が雰囲気を変えて良い。2021/09/26

cithara

9
堀川さんの、奇天烈で想像しえない世界がとても好き。本作は、主人公が歌舞伎町のナンバーワンホストでメインの舞台が平安時代。「仕掛け絵本」て飛び出す絵本みたいなことかな。それなら私は大好き。大人になっても仕掛け絵本の細かいギミックにうっとりする。本作の仕掛け絵本も(もしあったら)見てみたい。酒呑童子はひたすら不気味で怖くて、満月は白く美しく表現されるのだろう。もしできるのなら、紫式部の『源氏物語』後半を読んでみたい。ヒカルがどう表現されているか興味がある。本作には関連本があるらしい。読んでみなければ。 2020/05/01

紅羽

8
二巻目だったんですね。読んでから気付きました。ホストのヒカルが道端で会った仕掛け絵本を持った少女、カイに導かれ本の中の世界、平安時代へダイブし紫式部に恋したり、鬼退治に巻き込まれたりするお話。読みやすいのですが、色々ぶっとんでいてちょっと疲れました。2021/10/25

YH

4
ヒカルはホストで暮らしていけるんだろうかと疑問に思うくらい、いい奴。カラムシや佐藤蓮など初対面の相手にも親切なので、ホストでなくともモテそう。2021/08/21

だいゆー

3
(^^;2020/01/11

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