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内容説明
世界最難関のアラビア語を24歳になってから始め、
天皇通訳、総理通訳まで務めた現役外交官が、
苦難の道のりの中で編み出した
秘伝の外国語習得術を惜しみなく伝授!
グローバル社会で外国語を武器にしたいビジネスパーソン、
英語を一からやり直したい日本人必読の書。
第一章 総理通訳への苦難の道のり
第二章 外国語習得のエッセンス
第三章 「ネイティブ脳」より「日本語脳」
第四章 「インプット」より「アウトプット」
第五章 外国語習得の具体的メソッド
第六章 通訳のすすめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
99
凄すぎ。外務省の総理通訳、といったらトップ通訳ですものね。 英語の話かと思ったらアラビア語。 就職後0から勉強させられたそうで、参考に、って、無理。 リスニングのコツは、聞き流さず、習った文章を何度も聴くこと、と、これだけ実行できそう。2020/12/11
yomineko@猫と共に生きる
70
読み友様からのご紹介本📚です。良かった。本当に良かった。英語だと思っていたらまさかのアラビア語💦避けに避けている外国語だが、著者も相当慌てていたが、冷静に分析し僅か4年で首相、歴史的人物・アラファト議長の通訳を完璧にこなせる様になる。その凄まじいまでの努力。ネイティブの様に聞き流しで出来る様になる訳ない!納得。アウトプット中心にし自己紹介文を作っておく。(あ、書き直そうっと)検定試験に合格しても実践は身に付かない。納得。自ら発信する事が大切。母語を大切に、にかなり納得!初めに日本語ありきです。2022/04/11
したっぱ店員
45
こちらでレビューを見て面白そう!と購入。興味をひかれた「まったくの素人状態からのアラビア語習得、アラファト議長の通訳をするまで」のエピソードがとても面白かったが、そこはちょっとだけだったのでもっと読みたかった。しかし勉強法もなるほど。とにかく一にも二にも語彙力なんだなー。母国語の語彙も多くないといいたいことも言えないとの指摘は頷かされる。今からでも遅くないというモチベーションになった。2020/08/20
みやび
33
全くのゼロから世界最難関のアラビア語を学び、総理通訳を務めるまでになった現役外交官が、自身の体験を元にその学習法を紹介されている。ただ闇雲に外国語を暗記するのではなく、何のために誰と何を話すのかを明確にする事がまず重要であり、それには母国語である日本語を理解する事がいかに大切かが解る。何をどう話すのか、アウトプットのためのインプット。本来はそのための言葉なのに、試験勉強として捉えてしまっているから難しく考えてしまうのかもしれない。通訳としての大変さなど、知らない事を知るきっかけにもなったのが良かった。2020/03/08
びっぐすとん
23
図書館本。新聞書評見て。いきなりアラビア語勉強しろと言われたら唖然とするだろうな。必要に迫られれば身に付くというのは確かだが、上から目線の勉強法ではなく、日本人の性格、学習状況をよく知った上での勉強の仕方は「これくらいなら、やってみようかな」と思わせる。アウトプットした(自分が口に出した)言葉は忘れないというのは自分の経験からも納得できる。とにかくスピーキングが肝というのも納得。かなり流暢に日本語を話せるのに読み書きはダメという外国人を見ると、交流が目的ならアリだと思う。今年もいっぱい恥かきながら話すぞ!2021/01/05