内容説明
10人の歴史作家が「最新の学説」に挑む!書き下ろし戦国短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
130
歴史って、事実と真実は違ってたりするよね。最近になって新しく資料が発見されたりもする。不思議が一杯。だからこそ面白い。ましてや小説だもの、紡ぎ手によっては解釈も様々だ。そこで、本作はなんと10名の作家による『しずおか』縛りのアンソロジー(凄い企画だわ!)好みは天野さん、秋山さん、木下さん、杉山さん、そして永井さん・・都道府県縛りでいつか全国制覇も夢じゃないかも。2025/04/02
ポチ
42
こんな新説があるのですね。それを基にした10人の作家の物語。完全に検証されてはいないとの事ですが、新たな発見にワクワしますね。2025/03/27
ひさか
26
2025年2月静岡新聞社刊。操觚の会しずおか戦国アンソロジー2作目。谷津矢車:我が君,次郎直虎、天野純希:凪の見た星、秋山香乃:幼馴染み、木下昌輝:家康,買いませんか、蒲原二郎:女難の相、杉山大二郎:哀しみの果てに、鈴木英治:身代わり、早見俊:過ぎたるもの一言坂の合戦、簑輪諒:赤母衣、永井紗耶子:天下人の町、の10編。知っている部分が多い谷津さん、鈴木さんの新説は面白く楽しめるが、他の知らないところは、敷居が高い。というところがありますが、新たな視点が得られるというみなさんの書き方の工夫が凄いです。2025/03/30
二分五厘
20
東海地方を舞台にした戦国時代の短編アンソロジー。それも最近(?)資料が発見されたり、それによって考察される新設ネタ縛りを10編。一編30頁程度なんで仕方ないけど、折角のネタをもっと膨らましてほしかった印象。永井先生の『天下人の町』なんて長編化しても面白そうです。短編なら『家康、買いませんか』『女難の相』が好みです。2025/06/15
kanki
16
豪華な顔ぶれ作家先生方の第2弾。新説の解説付き。直虎。三枚橋城と千本浜の首塚。三津坂と内浦湾。小豆餅。穴山梅雪と駿府の町。面白い2025/06/08