内容説明
井筒哲学“萌芽”の時代の著作。第一巻。
・井筒の詩への若き情熱が感じられる「ぴろそぴあはいこおん」、古典言語論、ロシア人論、そして初期代表著作「アラビア哲学」等、井筒思想の原石がまとめられた一冊。
・基本的な書誌情報に加えて、井筒と戦前から戦後という時代との関係をまとめた「解題」、多岐にわたる内容をカバーする詳細な「索引」付。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
funuu
10
「聴けよ汝等!現世は遊びなり、稚戯なり、虚飾なり。現世は雨来たりて春草萌え、信なき者共喜ぶよとみる間に忽ち枯れ色褪せ、やがて跡なく去るに似たり。」イスラム世界は、常に「ムハンマッドの世界」へ、かえりたがるようだ。サウジアラビアのように、国民に富裕層生活をさせても、マルクス、エンゲルスが「オサマビン、ラデイン」が出てくる。イスラム国もこの流れ。「ソーシャル、メディア、ソフト」情報の戦いが、現代の戦争を決定付ける重要な要素になっている。シリアとウクライナでの戦いが、その実例である。志願兵は、不足しない。世界イ2015/03/08