内容説明
2045年、人工知能(AI)は人類を超える――そのとき現出するのは『ターミネーター』のディストピアか、『鉄腕アトム』の未来か? あなたは、あなたの子や孫は、あなたの会社は、AIの奴隷となる運命なのか? 日本随一の科学ナビゲーター竹内薫がプログラマーだった過去を告白しつつ、意外な予想図と対処法、そして我々の生き残り戦略を指し示す。わが子と日本の未来を悲観し、絶望する前に読むべき一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
42
「科学評論」という独特のポジションが魅力的な竹内薫さんだが、ウェブサイトの連載記事を編集したこういう本は、議論が散漫・浅薄になってしまい、好きになれない――余談だが、この記事が掲載されていた「Webでも考える人」というサイトは、河野通和さんが編集長の時は秀逸だった。今、河野さんは「ほぼ日の学校長だより」としてメルマガを発行されているが、これがまた、本好きにはたまらない。竹内さんは、本書で「国語で考え、英語で伝え、数学をプログラミングで表現する」というトライリンガル教育が必要だと訴えるが、そうかなあ・・・?2020/02/24
inami
25
◉読書 ★3.5 シンギュラリティ(技術的特異点)後の世界において、地球の主役は人類からAIに代わる。アメリカ労働省の予測:「現在の小学生の65%は、将来、現在存在しない職業に就く」、野村総合研究所の予測:「日本の労働人口の49%は人工知能とロボットで代替可能」。不登校だった著者、現教育の危機感もあり、フリースクール(非営利、暗記型ではなく探求型)を立ち上げ、国語で考え、数学をプログラミングで表現する、トライリンガル教育を実践。AI時代を生き抜く方法は・・AIか、文字通り「愛(ai)」でのりきれないものか2020/01/02
きみたけ
18
科学ナビゲーター竹内薫さんがプログラマーだった過去を告白しつつ、今後の意外な予想図と対処法、我々の生き残り戦略を指し示します。以前に読んだ新井紀子さんの東ロボの話も飛び出し、これからの人間はAIの不得手な分野である「創造力」「人間コミュニケーション力」を磨きなさいと説きます。 また自身の体験から、欧米の「答えのない教科書」は日本でも導入すべきだと主張。AIの奴隷にならないためには自ら考え抜く力を身に付けることが大切だと感じました。2020/10/29
しゅわっち
17
チャットGPTが生まれる前に書かれた本。個人的には、著者と意見が違うことが多かった。ただ、技術は、予想より早く進化するのは、事実に思います。もうすぐ 汎用人工知能が出て、パソコンで済む仕事は、すべてできるようになるのでしょう。著者は、会社もなくなる方向というが、個人的には、生き残れる会社の分別が行われるだけに思った。aiが感情がなく使えば、人間と共存できると著者は考えている。孤独をaiとの会話することで満たす人が出てくるので、感情のあるaiが出てくるように思われる。その時が、どうなるのかと考えさせられた。2024/10/14
Lee Dragon
14
これからやってからであろうシンギュラリティの時代に必要なのはコミュニケーション能力、英語力、プログラミング(数学力)だということ。上記のものは、表層をなぞるだけではダメで、そこに横たわる論理と文化を理解して習得することが前提。数字変えられただけで対応不可となっては困るものね。2023/03/11
-
- 電子書籍
- 強制的に悪役令嬢にされていたのでまずは…
-
- 電子書籍
- 夫婦で心を病みました 優しい夫が双極性…
-
- 電子書籍
- コンビニなしでは生きられない 講談社文庫
-
- 電子書籍
- <週プレ PHOTO BOOK> 松下…