LOSERS 4

著者名：山本隆一郎【作】

日本文芸社（2019/12発売）

• ISBN：9784537141825

内容説明

【大陸の殺し屋、猫（マーオ）。】
元ボクサーの志水哲太は、
関西最大の暴力団・閻魔会会長の
遺子である轟魔理雄・塁時兄弟との
出会いにより、その人生が大きく動き出した…！

娼婦ヘジョンのパスポートを取り戻すべく
十河組へ乗り込んだ哲太…!!
一方で、魔理央と塁時は
閻魔会五代目会長襲名パーティーへ赴くが、
敵対する宇治田、片桐は
香港黒社会の殺し屋を雇う!!

十河組ビルに集結した男達…
大火事の中で、運命の炎が燃える!!
巨大暴力団の仁義なき跡目争い、
その裏で暗躍する負け犬（ルーザーズ）達の生存競争…!!
「ＧＯＬＤ」「サムライソルジャー」「元ヤン」に続く、
山本隆一郎、会心の【壮絶アウトロー伝】最新刊!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[笠]

3 新刊読了。本筋とあまり関係ない暗殺者の猫（マオ）の過去回想、ヤングキングで見たような既視感のあるエピソードだけど、そもそも何でこんなに話数使ってやったんだろう。この後ルイージに助けられて仲間になったりするのかな…。いやしかし、そもそも仲間集めて極道で成り上がるとか、そういう話じゃないよな。マリオとルイージの兄弟喧嘩っていう軸と、哲太とヘジョンの出会いと再起っていう軸が、イマイチ噛み合ってない感じがするなぁ。タイトル的にも作品テーマは後者だけど、作者の得意ジャンルが前者で中途半端になっちゃったかなぁ。

2020/01/02

[たー]

ようやく役者が揃ってきて、それぞれが定まって魅力を発揮し出して、話も面白くなってきて、なのに次巻予告で終わりの文字が…。まぁ、男臭いしヤクザ物とか時代じゃないのは解るけど。でも面白いのに！売れないと続けられないのは仕方ないけど、熱い男の話を求める人たちは一定数いるはず。多分マイナー過ぎて届いてないんじゃないかなぁ。だって面白いんですよ。

2019/12/29