文春文庫<br> サイレンス

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文春文庫
サイレンス

  • 著者名:秋吉理香子【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2020/01発売)
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  • ポイント 175pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167914240

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内容説明

一気読み必至の偏愛サスペンス。
婚約者が雪深い孤島で突然失踪……、故郷の島には恐ろしい“秘密”があった。

深雪は婚約者の俊亜貴を連れ、故郷の雪之島を訪れる。結婚してありふれた幸せを手にいれるはずだった。ところが、祝宴の席で深雪は思いもよらないことを島民たちから知らされ、状況は一変する。やがて俊亜貴は行方不明に……。この島、何かがおかしい――。『暗黒女子』の著者が、人間の奥底にある執着心と狂気を描いた傑作サスペンス。

解説・澤村伊智

※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

machi☺︎︎゛

148
島育ちで東京に憧れていた深雪は進学を機に上京する。そして、何年か後婚約者と共に島を訪れた。しかしその島にはしまたまさんと言う島の神様がいて婚約者はしまたまさんに認められなかったのか。突如婚約者は行方不明になってしまう。離島ならではの孤独感と雪の本当の怖さ、一番怖かったのは人の心の奥にある怖さ。夏の描写もどこか寒々しく感じられる一冊だった。2020/10/17

のり

128
婚約者と共に故郷の離島に帰省した彼女を待ち受けていた運命…東京とかけ離れた田舎の風習・親戚付き合い。戸惑う彼に追い討ちをかける事実が暴かれる。「しまたま」さんを信仰する島民達の暗黙の了解。スーツとスマホが示すのは…愛する者を護るために仮面の下に悪意をしのばせる。次にくる冬にもまた表にでない悲劇が起こる予感。2020/06/03

JKD

95
不気味な話だった。雪之島で育った深雪は都会に憧れ上京。そこで生粋の都会人俊亜貴と出会い婚約挨拶で無理やり島に連れて帰る。そこは本家とか分家とか、堅苦しく根付いた因習やお約束事がありプライバシーもデリカシーもない世界。困惑する二人にやがて俊亜貴の秘密が暴露され俊亜貴は失踪。島を出たい深雪と島から出したくない島民たちとの静かな駆け引きが深雪以外の視点でも描かれていて不気味さ倍増でした。2020/01/19

キンモクセイ

66
深雪の夢はアイドルになる事だったが叶わず今はマネージャーになり深雪の恋人の俊亜貴は大手広告代理店に勤める育ちの良いイケメン。遂に結婚の約束まで取りつけ故郷に挨拶に行くことに。俊亜貴の本性が徐々に見えてくる。田舎の慣れない土地、本家と分家の関係、深雪の父親のあからさまな態度。挨拶回りで知る俊亜貴の秘密。更に追い討ちをかけるように裏切りの事実。翌朝、俊亜貴が消えた。深雪も帰りたいが島から出れない。それは「しらたまさん」の仕業なのか?何もかも自由で昔の風習がない街にしか生きられない私には雪之島が凄く怖かった。2020/05/21

annzuhime

60
小さな離島で生まれ育った深雪。アイドルを目指して上京するも、夢破れてマネージャーになる。ある日、東京で出会った恋人と島へ帰郷することに。小さな島で二人の本当の姿が見えた時、吹雪の中で何かが起きる。島の独特な雰囲気がよく出ていました。途中で真相には気付きやすい。それでも深雪が気付くあのシーンはゾクリとした。怖すぎるー。秋吉さんの作品は人間関係がすごく面白い。2020/04/26

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