文春新書<br> それでも、逃げない

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文春新書
それでも、逃げない

  • ISBN:9784166612437

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内容説明

乙武洋匡が三浦瑠麗に、その生い立ち、家族、孤独を訊ね、三浦が乙武の不倫騒動、さまざまなチャレンジでぶつかった困難に迫る!

いじめ、孤立、セクハラ、同調圧力、ネットでの炎上……。生きづらさに立ち向かうには?両者が聞き手と答え手となり、攻守を入れ替えながら、およそ一年にわたって続けた対話の記録です。

どんな質問にもすべて受け切る。時には政治、社会を論じて、四方八方めった斬り、時には最もプライベートな領域にも踏み込む。話題の二人が包み隠さず語る過激で優しい対話集。

【本書の内容】
○女性として生まれてよかったと思う瞬間
○なぜ、結婚に夢を見ないのか
○どうして男性は自分より頭のいい女性が嫌い!?
○大きな挫折から学んだこと
○世間の作ったイメージを意識して生きてきたことへの思い 他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まろにしも

12
NewsPicksで三浦瑠璃さんの5Speechを聴いたのが、この人の言葉はなんと魅力的なのか。その魅力について知りたくてこの本を手に取った。二人とも傷を背負いつつも、たくましく強い。その生き様が言葉に表れている。綺麗ごとはない。二人の距離感、互いをさりげなく思いやる気持ちも心地好い。何か得体の知れない自分を縛っていたものから、少し解放されたような、そういう清々しさをこの本を与えてくれる。2021/04/24

coldsurgeon

8
自分の身体で自由に行動できない乙武洋匡氏と、女性という立場を取らざるを得ない三浦瑠璃氏の赤裸々な対談。多様性の時代というが、多様な集団のマジョリティからマイノリティのどの集団に属すかにより、社会や政治の見え方は異なるのかもしれない。しかし、この二人は、変える必要のあるものを追い続け、変えようと努めているのだとわかる。自分の置かれた立場で花を咲かせるだけでなく、さらに勇躍する気概を持っているのだろう。面白い対談集だった。2020/05/27

ランラン

6
著者である三浦氏の考え方、生き方、人生観に関心を持ちつつ困難に対してどう乗り切ったのかを考えながら読みました。自分への攻撃そして絶望その中から自我を知った。その中で相手に立って物事を見る大切さを磨いてきたのかなと感じた。特に利他性、男女の公平性、配慮といったことに重きを置き、様々な経験、記憶の積み重ねの中で女性で生まれてよかったと言える強さに人となりを見た気がしました。2020/02/13

dice-kn

3
三浦さんのことを何かで知って手に取ったのですが、それを忘れちゃったな・・。対談されていたタイミングも含めてやっぱり乙武さんの方がインパクトあるなぁという印象でした。人と違う何か目立つことがあると攻撃されてしまうというのは、日本人は特にその傾向が強いのかなと思ってしまいます。異なったものを排除したいというのは、本能的なところから出てくる感情なのかもしれないと思ったりもしますが、本能をある程度制しないと太ってしまったりするので、そこは人間らしさを発揮しないとですね。2021/09/04

ちーこ

2
政治の話はちょっと理解が追いつかなかったけれど、三浦さんの明晰さ、なんて言うか冷静に分析する感じが私は好感が持てる。「政治学は相手の立場に立って物事を見る学問」という事を瞬時に判断して発信されているのだと納得。2020/05/12

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