内容説明
幼い頃『神童』と呼ばれた中堅貴族の三男であるフィン・ライサンダーは、五歳の時に負った怪我がもとでその才を失い、加えて貴族には必ず備わる特殊能力『祝福』も発現せず、十八歳までずっと“無能”の烙印を押されていた。
両親の事故死を期に、フィンは辺境領地の運営を任されるが、そこでまたも彼は大怪我を負う――だが、それがフィンの奇跡の始まりとなる。
彼は、己がかつて日本で生きた転生者であることを思い出す。その上、彼には“他者の祝福を最高レベルまでアップさせる”という、反則級の祝福まで発現するのだった!
かくして覚醒したフィンは、今まで自分を見捨てずにいてくれた従姉妹たちへ恩を返すため、己の治める辺境領地をどこにも負けない大都会に改革していくことを決意する。
バフ持ち領主が繰り広げる領地改革ファンタジー、ここに開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
21
作者の名前で購入。 前世では鉄道会社勤務の人が同僚の日程の認識ミスで轢かれて死亡。前世の記憶を持ったまま転生して神童と呼ばれるほど将来を有望視されていたが。 ある事故によって記憶喪失になってしまい、前世も忘れてタダの人になってしまう。 そして、両親が事故によって突然他界し兄弟親戚とで支え合わないといけない状況で、兄から戦力外通告の上、田舎へ島流されてしまうが、そこで腐って逃げ出したら穴に落ちて頭を強打。瀕死の状態になるが、前世の記憶も戻って逆転の狼煙となるって感じだった。 続いて欲しいな。。2019/12/25
菊地
3
「無能」時のもどかしさが早めに解消されて読み易くなった。2021/02/19
kei-o
2
面白くなりそうだけど肝心の祝福が後付け祭りになりそうな設定…2020/01/09
トルネードG&T
1
転生知識と他人の強化能力で辺境の土地を開拓するやつです。転生の記憶を取り戻してパワーアップはよくある話型ですが、そこでいったん忘れるフェーズを挟むというのは独自性があります。そして、転生前の知識が汎用的にもっていつつ、専門分野だった鉄道を目標として開拓を進めるというのも面白いですね。シミュレーションゲームなんかでも鉄道敷設までいけるといったんのチェックポイントというところではありますし、良い到達目標だと思います。2024/11/07
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