内容説明
将軍家斉の御膳を料理する江戸城の台所人、鮎川惣介は、優れた嗅覚の持ち主。ある日、家斉から召し出しを受けた惣介は、大奥で見た異形の女と、家斉から出された二種類の昆布の宿題に頭を悩ますが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅さん。
7
帯であおるから、昆布ではもっととんでもないことになるのかと思って心配したー。 惣介も、周囲も、あいかわらずで安心する。 鈴菜の件はどうなるかとどきどき。 ああなって本当によかった。 惣介や隼人の誠実さが物事をいい方向に進めているのだろうな。 ずっとあのままでいてほしい。 最後なのは寂しいけど、いい旅立ち。 みんな、ずっと元気でいてね。2020/02/18
ゆっくりさん
5
今月で2つ目のシリーズ本が終了してちょっとおセンチ気味です。久しぶりの惣介さんはやっぱり癒されます。言葉に発せず心の中の突っ込みも衰えを知らず笑みがこぼれます。なんであんなに面白いんだろう、あの突っ込みとぼやきが聞けなくなるとは寂しいなあ。料理は利休卵と黒豆茶、利尻昆布のだし汁、鶏肉のプディング、まぐろと葱のねぎま鍋、さらふわのお粥と、それぞれに思いがこもっています。大奥での事件、幕府がらみの大きい事件が起こり、身近の事件へ流れ最終話を迎えます。あとがきにスピンオフのような話があったので期待しちゃいます。2020/02/17
りょう
5
シリーズ最終巻です。相変わらずな人、成長してる娘、息子、楽しく読みました。2020/02/07
とことこ
4
少しずつ読み進めていたシリーズが完結してしまった。 さびしい。 でも、ほっこりと幸せな気持ちにもなった。 美味しいものが食べたいな。2020/04/21
ウォーカージョン
4
これで終わりか。さびしい。2020/02/24