レッド・ベルベット(2)

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レッド・ベルベット(2)

  • 著者名:多田由美【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2019/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065171509

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内容説明

多田由美史上最長の連載作、待望の単行本第2巻!窃盗団との関係を断ち切ることのできないランディは、犯行計画に巻き込まれていく。亡き母のケーキ店を再開すべく動くアールは、ランディを想い、支えようとする。ランディとアールが二人で見い出したかすかな希望。それでも、朝はやってくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

28
本当に信じられないことなのだが、多田由美にとって初めての、これが長編続刊なのである。三十年以上のキャリアを持ちながらも、続き物の漫画の第2巻が出せなかったのは、多田のせいではなく、出版不況を口実とした出版社の無難な経営路線堅持のせいだろう。反面、自身の貧困を経て、労苦の果てに多田は、描くことの幸せを実感しているようだ。その幸福の実感が、第2巻の画から伝わってくる。切実な物語に灯るかすかな希望が、多田由美という漫画家の苦難の道程のそれと重なる。2020/01/10

miaou_u

13
生きること、支え合うこと。生活、人生があること。苦難や苦悩の先も、そうやって、世界の時間は自分たち自身の時間の歯車として色んなものを巻き込んで回っていく。 2巻の作者後書きを読んで、いつ書店が自粛するか否かの瀬戸際でこの作品に出逢えたこと、購入できたことに、感謝。昨今のミニシアターを応援しようという動きに賛同すると共に、本に関しても、もとより図書館もBOOK・O〇〇も遠いこともあり購入派なのですが、書店のみならず、作家さまがたを応援いたしたく、今後も出来る限り購入していきたい。2020/04/14

TKK

12
読友さまのおかげで二巻が発売されていることを知りました。作者初の長編ですね。デビューからずっとファンですが、相変わらず生きるのが下手な人物ばかりが描かれてます。その辺はあとがきによって著者の生い立ちを知ることになるのですが、これは皆さんはどう捉えているのでしょうか。私個人としては作品とは別の色が気になって知らなくてよかったかもと思えてしまいます。それでも作品自体もスタイリッシュな画風も変わらず大好きです。2020/02/04

コリエル

10
109ページ。強制された盗みで豪邸の屋上に上ったランディが、遠くに輝く都市の灯を目にするシーンがいい。華美なるもの。幸福を象徴するものは、いつだってずっと遠く手に届かないところで輝いている。2020/01/06

ぽん太

5
3巻が気になる。みんな幸せになって欲しい。

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