内容説明
強烈な市場変化にさらされる日本企業。海外移転、現地生産が加速するなか、国内に残された技術者は、「圧倒的な」新製品を続々生み出すことを迫られている。本書では、世界的なベアリングメーカーの技術担当役員として研究開発の陣頭指揮を取ってきた著者が、自身の豊富な現場体験を盛り込みながら、世界と戦う「次世代技術リーダー」の条件をわかりやすく説く。
目次
1 時代状況、変化を知る学習―一歩先をどう読み解くか
2 コア・テクノロジーを定義する―新製品開発の基盤の置き方
3 機能する開発組織を作る―風通しのいいチームの効用
4 技術負債の返済―問題の芽は事前に摘んでおく
5 技術開発部門における“見える化”―どう成果を出すか、何を評価するか
6 知財戦略を考える―開発した技術をしっかり守るために
7 若い技術者はこうして育てよ―活力ある組織の作り方
8 情報力、コミュニケーション力の向上―物怖じせずに、世界中の人と付き合う
9 リーダーの育成と役割―次世代の指導者に必要な能力とは?
10 新製品開発のマネージメント力を上げよ―「夢の新製品」はこうして作られる
著者等紹介
町田尚[マチダヒサシ]
1947年、群馬県生まれ。東北大学工学部卒。工学博士。1973年日本精工株式会社入社。技術開発に携わり、21年をかけて自動車用トロイダルCVTを世界で初めて実用化。その後、技術開発本部長、副社長などを歴任。現在、同社特別顧問。横浜国立大学大学院非常勤講師(1996~2001)、日本トライボロジー学会会長(2009~2010)なども務める。FISITA論文賞(1990年)、日本機械学会論文賞(1993年)、自動車技術会技術開発賞(2000年)、日本経済新聞社優秀製品最優秀賞(日産・出光・日本精工の共同受賞/2000年)、日本機械学会賞(2001年)、経済産業省第1回ものづくりに本大賞優秀賞(2005年)など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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yodapone36
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さ く らだ
かんじ
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