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内容説明
「クリスマスええじゃないか騒動」を前に、次々と倒れていく仲間たち。高藪は謎の女に追いかけられて身を隠し、飾磨は緋鯉を背負った集団に担ぎ上げられる――。だが、それでも私たちは止まるわけにはいかない。今年こそ、クリスマスとの最終決戦! 終わらない失恋を追い続け、腐れ大学生が京都の街を疾走する森見登美彦の伝説的デビュー作、原作者自身の手による後日談を収録し、刊行から16年の時を経て今ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キョートマン
11
余韻のある終わり方がよかった。2021/06/30
モルテン
8
私にとって、「最高の失恋小説」は森見登美彦氏の『太陽の塔』である。本書はそのコミカライズである。良かった。とても良かった。ますます原作小説のことが分かり、ますます原作小説を再読したくなった。『三四郎』が、いまだに(?)地方から出てきた大学生の心をつかむように、おそらくこの小説もまた、これからの留年失恋大学生の心をつかむだろうと思う。2020/01/04
阪口まな
8
発売日当日に店頭に並ぶのは大手雑誌の一部。他は一日か二日か、日曜祝日を挟めばさらに遅れる。…なぜある?発売日当日だぞ?二日は遅れるだろうから25日か、もしかしたらもっと先かもしれないと思っていたのに。最終巻を手にイブを迎えるとはおもわなんだ。圧巻のええじゃないか騒動。朗らかな顔で渦中にいるこの方は…群衆よりも背の高いこの方は…そして向かい合う眼鏡の青年は? ええじゃないか!2019/12/24
0o0
3
稀代の偏屈小説の行間の漫画化。森見氏の小説はほぼ読んでいる。「太陽の塔」はかなり好きな作品で、三度再読もしている。森見氏のデビュー作にして、京都バカ大学生モノの金字塔的作品。しかし、読了後しばらく経つので、細部の記憶は失われていた。で、本漫画を知り、迷わず全巻購入した。特徴的過ぎる文体、偏屈な思想を、漫画化するのは至難の業と思っていたが、なかなかどうしてよく再現されており、失われていた記憶がイメージで補完され、再度、小説を読んだような気持ちになった。特にラスト。行間を感じさせる絵の余韻が良かった。2020/06/24
dwmonkey
2
最高 T_T 美しい T_T かしのこおりの次なるプロジェクトはなんだろう?とても楽しみにして待つ。森見登美彦のあとがきも素敵だ。2020/01/07