内容説明
10年連れ添った恋女房が、交通事故で死んだ。悲嘆にくれる男のもとに、四十九日の法要の晩、妻が幽霊になって帰ってきた。生前と変わらず家事をしてくれる「恋ゆうれい」との、奇妙な同居生活が始まる。彼女は恨みはないと言うが……。危うい怖さのなかにある、せつない想い、涙、そして愛。もう一度会いたい。たとえ幽霊であっても……。<『ブルー・デビル』改題作品>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
29
信人と死に別れた女房・可南子との人情ものと思い読み始めたが徐々にホラーの要素が強くなり最後は息つく暇もない展開となりましたが、全編通して男女の間に交わされる愛情の温かさ、重要性を再認識させられました。それにしても信人のだらしなさにはほとほと呆れ、反面可南子との関係には羨ましさを感じました。2015/04/14
水玉もぐら
2
面白かった・・前半は。。後半はちょっとなぁ~( *-*)。。強引な感じがします。これってホラーですかね?信人は勝手な人だね、周りの女性がかわいそうだよ(●`3´)=3 2011/08/02
Masashi Matsuba
1
ラジオ局のディレクター信人は、ひき逃げで妻、可奈子を失う。四十九日が過ぎたある夜中、ふと目が覚めると妻はキッチンで焼きそばを食べていた。「ごめん。起こしちゃった?」・・・最初のやりとりはコミカルだが、やがて始まる出来事はどれも怪奇な事ばかり。幽霊話として楽しめるが、後半物事が急展開の上に詰め込み過ぎ。もう少し抑えて書いても良かったのでは?2013/11/04
くんくんくん
1
星3.7! 良かったのに、終盤がなんだかな~、 アンちゃんが救われないな~!! 2011/09/12
しまやま
0
………………………え〜。2016/06/02