内容説明
モリガン・クロウは、最悪の運勢の日〈闇宵時〉に生まれた〝呪われた子供″。この世のあらゆる不幸を自分のせいにされ、もうすぐやってくる次の〈闇宵時〉に死んでしまう運命だった。だが、魔法都市ネバ―ムーアからやって来た謎の青年ジュピターに助け出される。モリガンがこの街にとどまるには〈輝かしき結社(ワンダラス・ソサエティ)〉と呼ばれる団体の入会試験に合格しなければならない。彼女は大勢の子供たちと競争する厳しい試験に挑戦する……。世界36カ国語で出版決定のベストセラーファンタジィ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
50
児童書、ファンタジー。11歳の誕生日に死ぬ運命だったはずの少女モリガン・クロウは、後援者ジュピターに連れられネバームーアに行く。モリガンは〈輝かしき結社(ワンダラス・ソサエティ)〉のメンバーになるための試練を受けることになった。▽呪われた子供として差別され、家族からも厭われた子供が誕生日の日に別世界に行き、試練を潜り抜け、強大な敵と戦う・・・ハリポタと比べられても仕方ない設定。不思議で豪華なホテル、奇妙な乗り物、変わった友達などなど、ティム・バートンで映像化したら楽しそう。シリーズ化するぽい。2019刊2020/03/24
mntmt
17
おもしろいから、これは絶対シリーズだ!と思ったら、やはり、シリーズ物です。早く続きが読みたいです。2020/01/28
Incisor
8
おもしろかった!たくさんの可能性を秘めたモリガンの成長が楽しみだし、モリガンをめぐる登場人物たちの、これから明らかになっていくであろう正体も目が離せない。次作が待ち遠しい。2020/02/22
timeturner
7
理不尽な目に遭うモリガンが可哀想でたまらい。共和国の人間最低。こういうスケープゴートって現実にもよくある。だから余計にネバームーアに行ってからのモリガンが生き生きと冒険に立ち向かう姿がうれしくたのもしかった。2019/12/23
ocean
5
モリガンの「天賦の才」が何なのか、という疑問一つでず〜っと引っ張っていくような小説。良かれと思っての秘密主義が主人公を苦しめ、読者を苛つかせます。まあだいたい予想はついてくるのですが。 架空世界が細部まで良く作り込まれていていて、キャラも魅力的、良くある話のようなんだけれど面白いです。 評点4.0/5.02020/12/18