内容説明
表の顔は同心、その裏に隠された素顔は川衆頭領。川瀬若菜率いる川衆の反撃が始まる。山田正紀版ミッション・インポッシブル!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kira
16
図書館本。再読。前作の続編で、川衆と陸衆の対立に、どくろ大名なる不気味な藩主がからんでくる。ラストシーンは明治を目前にした動乱期になっているが、川衆は明治時代も生き残れたのだろうか。2025/01/29
ひさか
16
2019年12月講談社文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。前巻と同じノリで、早くもマンネリ。2021/02/28
LUNE MER
12
前作のラストから直結する勢いある冒頭。二冊目となる本巻は連作短編集のような構成で、前作よりも主要登場人物のキャラが立っている気がする。最後まで若菜の主人公補正がなかったというか、これがあるから主人公たりうるといったずば抜けた能力みたいなものがうまく伝わってこず、色々と消化不良な印象。2020/08/18
Mc6ρ助
10
山田正紀大先生の伝奇小説、「神狩り」を基準に読んでしまうのは、爺さまの勝手とはいえハードルが高すぎよう。話は最後に慶応年間の「ええじゃないか」騒動に至り、先の「蔓延防止等重点措置」をマンボウと呼ぶのを聞いて「令和のええじゃないかはマンボ、マンボ、マンボ」などと呟いてしまった爺さまとしては、大先生なにかを言いたいのかと聞いてみたくなってしまう。2021/05/15
Kira
8
図書館本。前作の続き。新たな敵どくろ大名も現われて、混戦模様だった。渋谷はかつて死谷であり、そこに吹き寄せる武蔵野の風は無殺死野の暗喩を隠したという説と、現在その地にスクランブル交差点が置かれているのは歴史最大の皮肉だという話が面白かった。大都市江戸も、もとは荒れ地にすぎなかったというわけか。 2021/09/14
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