内容説明
ある日、わが社が中国企業の傘下に――そのとき、どうする<? br> クオリティよりスピード重視、政治を無視すると何もできない、面子を何より重視する、同じ国でも出身地によって全く特徴が違う、携帯の機種で社会的地位を判断・・・中国のビジネス習慣は日本とはこんなに違う! !
中国メディアで約10年勤務経験を持つ著者が、
中国企業で働く日本人や中国人ビジネスパーソンに取材を重ね
日中のビジネス文化の違いと、その付き合い方について分析する。
【目次】
プロローグ ある日、中国人はやってくる。
第1章 中国人社長がやって来た!
第2章 中国企業で働く、ということ
第3章 こんなに違う会社のしきたり
第4章 面子は時に仕事より大事
第5章 中国の常識は日本の非常識
第6章 中国人も戸惑っている
【本書の内容から】
●クオリティの日本人、スピードの中国人
●年下のエリート中国人と働くということ
●日本の会社は「給料が低い」?
●あの人誰? 謎のダウンロード社員
●「お父さんは何をしている人ですか」
●コネの有無が全てを決める
●「帰省時の自慢」のために頑張る
●爆買いする中間層と成金層
●「灰色収入」は悪ではない
●「ほうれんそう」なんて嫌いだ!
●中国企業で評価される人材とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
29
ビジネス上の付き合い方にとどまらず、イマドキの中国人の気質について教えてくれる本。楽しく読める。コロナ前まではいっぱい来日してた中国人観光客、マナーの悪さなどをよくワイドショーで紹介してたけども、そういうヘイト方向ばっかりの言説にはもう飽きたので、こういうヘイトでも礼賛でもないフツウの本は良いわー。そしてこの本に出てきた、中国企業に買収された修善寺のホテルやラオックスなどインバウンド目当てのとこ、今どうなってるのか気になるわー。話題のTikTokもちょっと出てきます。2020/09/21
ようはん
16
「面子」とかみたいな中国人独特の思考は実際に現地で中国人を部下にしたり同僚だったりした人の体験談の本で知っていたが、この本のタイトル通り中国資本に買収されて中国人をトップに戴いたケースは第一章にてラオックスや観光ホテルの話が出ていて、その大きな変化というか徹底した中国人観光客向けの方針には苦笑いするしか無かった。中国の常識は日本の非常識という言葉が本書に登場しているが、中国人がその気質の違いから日本で起こしたトラブルにまた苦笑いし、今後の中国との付き合いの前途多難振りを感じる。2020/12/16
shushu
3
中国なしに今の日本は立ち行かない。偏見を抑え、自分たちの価値観を絶対視することなく、相手の特徴をとらえて、上手く距離を取っていく必要があるのだろう。2023/05/07
fuku
2
私は興味深く、面白く読了。いろんな意味で、考え方ややり方を適切に変えられるかなぁ、私も日本もまだまだ勉強せないかんです。2020/03/14
asobi
2
なんとなく中国人でうるさいとか傲慢だとか、粗野だってイメージがある。だけど、日本の10倍以上の人口の中で、間違いなく揉まれて生きている、と同時に今の日本人が窮屈な社会で暮らしているというのを再認識した。共産主義から急速な発展をしたことを考えると、結構、昔の日本人の感覚に近いのでは。大事なのは、決めつけるのではなく、一歩引いて考えること。根っこの考えは近いと思いました。2020/01/11
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