集英社文庫<br> 捜し物屋まやま

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集英社文庫
捜し物屋まやま

  • 著者名:木原音瀬【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 集英社(2019/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087440423

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内容説明

天涯孤独で無職の三井は、放火に遭い家が全焼。途方に暮れていたところ、“捜し物屋”を営む間山和樹に助けられる。和樹は喋れないイケメンの弟・白雄と一緒に、客の失くし物を「占い」で捜す仕事をしているらしい。彼らの知り合いの弁護士・徳広の力も借りて生活を立て直す三井だったが、偶然、放火犯らしき男を見かけ……。ちょっと不思議で怖くて愉快。四人(と一匹)のドタバタ事件簿!

目次

第一章 三井 走の脱出
第二章 徳広祐介の悲哀
第三章 間山和樹の憂鬱
第四章 間山白雄の災難
エピローグ ミャーの日常

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

machi☺︎︎゛

136
可愛い表紙絵に惹かれあらすじを読んでみたら意外とブラックな感じかな?とドキドキしながら読んだ。木原さんってBLの作家さんのイメージだからここに出てくる4人も勝手に想像。捜し物屋を兄弟で営む和樹と白雄。普通に探すのではなく占いで探すというところが面白かった。同じビルにある弁護士事務所の弁護士、徳広。放火に遭い家を無くした天涯孤独の三井。この4人を中心に起こるちょっと怖くて痛快なドタバタ事件簿だった。でも最後のゴ○ブリ鍋だけは絶対勘弁!!2021/08/19

キナコ

114
表紙買いした一冊。途中イラストも挟んでいるため、キャラクターは分かりやすい。『探し物屋』をしている義兄弟が主人公。特殊設定もあり、ファンタジー混じりのミステリー。各キャラクターが個性豊かでサクサクと読めるエンタメ系でもある。4人のメンバーで事件に立ち向かっていく。結構義兄弟の関係や弟のサイコパス的な発想、過去の出来事も今後明確になっていくのが楽しみな一冊。2022/11/04

みかん🍊

93
パワハラで引き籠りになって10年、家が放火で全焼し住むところも頼る人もいなくなった三井は偶然出会った自称小説家で探し物屋まやまをの和樹に助けられる、和樹は親所有のビルで声が出ないマッサージ師のイケメン弟白雄と4階に住み3階に事務所を置いている2階の法律事務所の弁護士徳広と年も違う男4人が緩くつるみながらも事件に巻き込まれ、奇妙な方法で解決して行く、初読みの作家さんだが面白かった、BL臭を匂わせながらも一般小説で濃いキャラクター達に笑わせられたり重かったりなところがどこかしをんさんを思わせる作品だった。2021/06/22

あも

85
パワハラ引き篭もり→親の死で天涯孤独→放火で家まで失うという悲惨極まる三井青年が、憑依系捜し物屋の間山兄弟に拾われる。小動物系の兄・和樹とイケメンだけど喋れない弟・白雄、ドルオタ弁護士の徳広とワチャワチャしながらキャンプでトラブルに巻き込まれたりする話…。と、設定こそライトだが、主人公サイドも犯人サイドも闇深い。胸中に抱えた執着や利己心といった醜悪さや異常性にべっとりと心を汚される気がする。まっすぐな和樹に救われ、エピローグ「ニャーの日常」で読後感は悪くなかったが、なんせ闇深い。何はともあれ続編読みたい。2020/02/11

りゅう☆

79
三井は自宅が全焼し、捜し物屋和樹に声をかけられ人間らしい生活を取り戻していく。和樹はマッサージ師で喋れない義弟白雄と二人暮らし。和樹の根っからの明るさと人の良さが滲み出てるけど、弁護士徳広の心のツッコミが笑える。放火やキャンプの殺人未遂の犯人が自白する。だが何か変。まるで誰かが操ってるよう。白雄の章で明かされる彼の生い立ちと能力。サイコパスの彼を白い心で接する和樹との関係が心地よい。キャラ個性に味あり、ミステリーと思いきや超常現象あり、オタ活、シリアス。どれもしっかりしたプロットで面白い。さすが木原さん。2023/03/14

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