内容説明
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本当の『地産地消』ってこういうこと!
地方の時代と言われて久しい。日本人はもとより海外からの旅行者も郷土料理や、地方の食材に注目している。
『食の街道を行く』でグルマン世界料理本大賞グランプリを受賞した向笠千恵子は地方の時代の到来を早くから唱え、JR東海のPR誌『ひととき』で2013年11月から5年にわたって生産者を訪ね、その食材を使った料理店を取材した。各県1品目以上の58品目の名付けて『お宝食材』。
たとえば、「職人の腕と勘が冴える郷土の味」奈良県の吉野葛や徳島県の和三盆、「昔ながらの製法を頑固に守っている」、島根県の干し柿や三重県の伊勢たくわん、京都のしば漬け、熊本の南関そうめん、また「産地の知恵で食材の持ち味をとことん活かしている」岐阜県の粉山椒や、長野県の経木納豆、茨城の凍みこんにゃく・・・・など。どれも、未来に残さなくてはいけない大切なニッポンの宝物である。
47都道府県のよく知られた名品から、隠れた絶品まで、生産者の苦労や流通の難しさなどを、美しい写真とともに、旅するように読んで頂きたい。
※この作品はカラー版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
6
向笠さんの本は「ごはんの旅人」「日本のごちそうすき焼き」に続いて3冊目。 全国の都道府県の食材とお取り寄せ情報を多くの画像と共に紹介。 生産者の取材情報は蘊蓄として使えそうな詳しさで楽しめる。 2021/06/27
へへろ~本舗
4
我が宮城県はフカヒレでしたか。まだまだ地方には隠れた食材が色々あるだろうから、第2弾、第3弾も…2020/03/15
もけうに
3
読むだけで旅行気分を味わえる。日本の地域・郷土食の豊かさに感服。その食材・生産者を次代に繋いでいくことが何よりも大切。2021/11/07