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内容説明
一言でいえばこうだ。ドル=経済をカジノ化させた主犯。ユーロ=期待を裏切り存在感は限定的。人民元=昇竜に立ちはだかる国際化の壁。リブラ=可能性と危険性を孕む「夢の通貨」。円=黄昏を越え輝きを取り戻せるか。物の取引のツールだったはずのお金(通貨)が、逆に経済全体を動かすようになってしまった現在。主役としての通貨を理解することで、一見複雑怪奇な世界経済の構造が、すっきりわかるようになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
46
表題の他、ユーロや円、ビットコインも含めた平易な通貨についての概説書。国際金融の仕組みも簡潔に説明、またISバランスなど国際収支の基礎にも触れられている。入門書としては気軽に読める1冊で、いわゆる「仮想通貨」について大分理解を深めることができた。ただ、気になる点も。ひとつは著者自身が正直に「職業柄過大評価しすぎているかもしれない」と書きつつ、アベノミクスの異次元金融緩和に一定の評価を与えているところ。その根拠が雇用回復なのだが、「前政権時代に比べて」とあるが、金融緩和との因果関係は必ずしも明確ではない。2020/01/05
kawa
22
国際的な通貨の基本が綴られる。一時、センセーショナルな話題を巻き起こしたフエイスブックのリブラは、各国通貨当局の反発等により2022年にプロジェクト停止となった。2023/04/04
hk
19
仮想通貨の弱点は尺度的価値の脆弱さだ。 どういうことか? 強い通貨の3要件は次の通り。…①交換価値があること②貯蔵価値があること③物差しとしての価値があること…このうちビットコインは①②の面では及第点以上だ。だが③の物差し機能がいまいちである。「いろはす=10ビットコイン」なんて表記にはまずお目にかかれない。これは仮想通貨の価値が大きく乱高下しているためである。価値が安定しないため物差しとして使いづらいのだ。さて、鳴り物入りで名乗りを上げたリブラはこの欠点を法定通貨との兌換によって克服しようとしているが…2020/01/11
かんがく
11
ドル、ユーロ、人民元と円、暗号資産について各章で解説。そもそもお金とは、実体経済と金融など、教科書的な部分から時事問題まで解説していてわかりやすい。人民元の国際化は成功するか、政府以外の通貨発行は何をもたらすかなどが気になった。2020/08/06
nori
8
Author introduced Japanese government view without analysis and looks propaganda. Therefore, he did not assess influence other markets than financials such as stock, derivatives, commodity. There should be other remedy; Realize revival of middle class 2020/02/06
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