嵐を呼ぶ男!

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader

嵐を呼ぶ男!

  • 著者名:杉山大二郎【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 徳間書店(2019/11発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198649708

ファイル: /

内容説明

戦国の覇者にして魔王と恐れられた織田信長。駿河に今川、三河は松平、甲斐には武田、美濃には斎藤という強大な勢力に所領を囲まれ、尾張国内も四分五裂。弾正忠家の家督さえも弟・信勝との争いが起きるなど内憂外患の様を呈して至極不安定なものだった。そんな中で信長は、人々が殺し合い奪い合う、非情な世の中をつくりかえる熱き理想に燃えるがゆえに「大うつけ」と呼ばれる。いままでになかった熱血の信長像を描きつくす、戦国歴史ロマン登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

26
理想に燃え、その為に生きる、熱過ぎる男。織田信長。彼の人間性や、それによって翻弄される周囲の人々。そして、黒い思惑。優しすぎるが、それ故に理想に目覚めた。出逢いと別離が男を強くする。“仲間”として、彼と歩む男たち。現実に苦しむ弟。寄り添う女たち。「行けば死にますぞ」「そうじゃねえ。生きるために行くんだ!」2019/11/28

タルシル📖ヨムノスキー

23
織田信長といえば「超ワンマンパワハラ社長」みたいなイメージだったが、この作品では国の境をなくし、庶民(百姓)が楽しく暮らせる世の中をつくる」ことを誓った熱血大将として描かれている。戦った強敵に「お前も仲間だ!」と言ってのけるあたりはまるで〝少年ジ○ンプ〟のような展開。物語の中に度々登場する「出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか」という言葉は、使い古されたフレーズではあるけれど、やはり心に染みる。とにかく胸アツな本書だが、人物の名前が紛らわしくて誰が誰やらわからなくなり、度々系図をめくる。続編熱望!2020/11/25

信兵衛

23
書評とはとかく誇張がちなことも多いのですが、本作は本当に面白い! 読み始めた冒頭からもうその面白さに引きずり込まれ、一気読みでした。2020/03/18

maito/まいと

22
冷徹・非道・魔王と称される織田信長。その青年時代をイメージをがらっと変えて描く歴史小説。「世の中を変えたい!」(でも想い先行型)という青臭く真っ直ぐに理想を追い求める信長、とっても斬新だけどこの物語だと頷けてしまう(笑)帰蝶や(後の)吉乃、信勝の最期など事実はあれど解釈次第で説得力のある物語は生まれる、ということを証明した1冊。桶狭間以前の信長ってきな臭いことやってるように見られてるけど、見方変えて、ここまで心が熱くなる流れになるとは・・・現代のビジネス訓話をアレンジして取り入れているのも大きなポイント。2020/03/11

16
「地図の上に勝手に線を引いたのは人だ。人が引いたものなら、人に消せぬ道理はねえ」(P.68)「将が立つべきは人の上に非ず。人の前なり」(P.223)目指すのは天下布武布の先にある、天下静謐。ドラッカーやマイケル・サンデルのエッセンスも採り入れ、新しい信長像を示す。章が進むにつれ、結束を強める「チーム信長」に感情移入してしまう。2019/12/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14775280
  • ご注意事項