内容説明
これまで封印してきた保険金殺人事件の詳細について、元東京都監察医務院長が初めて明かした。いかに巧妙なトリックを労しても、死体が殺人であることを語っているとわかる。
FILE1 東南アジア保険金殺人事件
FILE2 長崎・佐賀保険金殺人事件
FILE3 検死システムの充実を訴えていた二つの毒殺事件
FILE4 あばかれた完全犯罪の野望
FILE5 多額の保険がかけられた転落事故の真相
FILE6 看破された自動車転落事故の偽装
FILE7 「疑惑」の波の中であがいた凶悪犯の末路
FILE8 犯行を許した、被害者の無防備な意識
FILE9 不審死の真相は事故か病死か?
FILE10 家族の無念を晴らした死体のメッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ms.H
6
身内が突然変死したら、最後の最後に何が起こったのか、なぜ命を落とさねばならなかったのか、私は知りたいと思う。亡くなった本人のためにも遺された親しい人のためにも、死因を明確にすることは大切だと思う。監察医務院があり機能している東京都で保険金殺人が発生しにくいという一文に納得!2015/01/25
hamm
0
☆☆☆
Naomi Araki
0
何冊も読んでいる上野先生なので、特に目新しさは感じないが、「法医学の専門家が変死体の死因確定を行うのは、五大都市だけに過ぎず、それ以外の地域は臨床医が代行する」ということが書かれていて、それによって、正確に出ない死因が多々あるということを、強く、印象づけている。たくさんの著書がおありの先生だが、そういう点での啓蒙のため、著述活動を続けているという使命感に感動する。2014/04/03
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