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内容説明
「いい会社」への投資で利益を出す鎌倉投信の創業者にして「共感資本社会」の実現を目指してeumoを起業した新井和宏氏と、『東北食べる通信』創刊編集長にしてポケットマルシェCEO、「関係人口」提唱者の高橋博之氏のふたりが考える、お金、働き方、都市と地方、生きるということ……いま日本に必要なすべて。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
49
古本市で手にした一冊。2019年刊。一人は「お金」で、もう一人は「食」で、ともに社会を変えていこうとする著者二人の対談本。読み進めるうちに、現在の「社会」の課題や不足する部分と著者たちが目指している社会の姿が、朧気に見えてくると言った印象。新しい「お金」eumo(ユーモ)については、貯められない、現地に行かないと使えない等の説明があるも、結局の所よく分からない。二人の著者が、地方と大都市の狭間にたって、その双方に生きる人々の幸福を真剣に考えていることは理解できる。本当の幸福とは何か、様々に考えさせられる。2022/11/01
Daisuke Oyamada
29
「お金の切れ目が縁の始まり」金銭でつながっている人間関係は確かに、社会に多く存在する。しかし、はたしてそれは正しいのか。人間本来の関係性として、金銭がベースになっているのはどうなのか。 食がなければ生命を維持していくことは出来ない。その食は自然と繋がっていて、自分の身体は自然の環境とも密接に関係している。本来、人間関係がベースにあれば食は成り立つものであり、お金はその手段を簡略化した道具に・・・ https://190dai.com/2024/03/15/共感資本社会を生きる-共感が「お金」になる時代/2024/03/11
スズコ(梵我一如)
12
私も出資したい!と思わせる共感資本通貨。とはいえ、1ヶ月経ってもまだしてないですよ。多分していないです。確かに理想としてとても良いのだし、通貨の形にしないと回らないのも納得するし、、、じゃあなんでやらないの?ってケチだからかな?共感もしたし賛同も気持ちの面ではしているのだけど、あと一歩に踏み切れない。なんでだろう?何か不測でもあるのだろうか??2022/10/17
ta_chanko
10
生産者と消費者を分断する従来のお金にかわって、使うことでつながりが生まれる新たなお金(eumo)を提唱。GDPやお金・モノの量で豊かさを測る時代はもう限界。将来のお金を得るために、何かに追い立てられるようにして今を犠牲にするのも不毛。「金の切れ目が縁の切れ目」ではなく、縁が生まれる温かい社会になるとよい。人間も自然の一部。自分だけの幸福はあり得ない。自然や他者とのつながりを感じられることが幸せ。 2020/02/19
フロム
8
着眼点は鋭いし、今の世の中で理想を説く事の重要性は理解できる。お金に対する考察などは相当未来的である。んがっ、安易に同調出来ない何かがある。正論を言ってるのに大きな嘘を隠してる感じがしてならない。何か発言一つ一つが地に足がついてないと言うか、強力な違和感があるのだ。綺麗事の反対、例えば農薬を使う事や無限にマンションが建ち続ける事など所謂業態の負の部分の考察が金融以外は意図的に隠されている気がしてならない。この人達について行って多くの人達が食っていけるのだろうか?頭が硬くて僕が理解できないだけかも知れないが2020/01/26