内容説明
「百舌」シリーズの次はこれだ! 逢坂剛が満を持して送るエンタメ超大作。
元新撰組副長・土方歳三は新政府軍の銃弾に斃れた――はずだった。頭部に被弾した土方を救った時枝ゆらは、敵軍の目をかいくぐり、米国へと密航する。だが意識を取り戻した土方は、記憶を失っていたのだった。全てを無くしたサムライは、果たしてどこへ向かうのか? 海を、大地を駆けめぐる、壮大なる旅がここにはじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
47
図書館本。箱館戦争で戦死したはずの土方歳三が頭部に銃創を負って記憶を失い、幼なじみのゆらと共にアメリカへと密航する。どこにでも良い人と悪党はいるもので、そんな連中との出会いをしつつ、二人の逃避行はどうなるか。記憶を失ってるからか、土方歳三っぽさがあまりまだ感じられないのだが、ここから面白くなってくるのかな?読みやすさはあって、楽しんで読める。★★★★☆2023/05/07
えみ
27
遂に歳三、米国へ渡る‼箱館戦争で戦死したはずの元新選組・鬼の副長と呼ばれた土方歳三が生きていた⁉歴史に「もしも」は無いけれど夢を見させてほしい。新政府軍に撃たれた衝撃で記憶を失いながらも、歳三は生きていた。同郷のゆらに助けられ、彼女と米国に密入国。見つかれば待つのは“死”のみ。史実でも小説でも土方歳三と言えば自分にも他人にも厳しく、何より武士でありたいと強い信念を持った男の中の男…のイメージ。それは記憶を失くした彼にもきちんと継承されていた。知らない国で追われることになった歳三とゆらの危機に目が離せない。2019/09/26
Cinejazz
16
1869年5月、元新撰組副長・土方歳三は、新政府軍の銃弾に斃れ、函館五稜郭に葬られた。…はずだったが、同郷の兄妹の手引きによって、米国サンフランシスコへの密入国を果たす。だが、意識を取り戻した土方は、逆行性健忘症で記憶を失っていた・・・。直木賞作家で往年の西部劇ファンの<逢坂 剛>さんが、南北戦争後の大西部を舞台に、全てを無くしたサムライが、追いつ追われつの果てしなき荒野を駆けめぐる、壮大なる旅がここに始まる大活劇。2025/06/03
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4
新選組副長土方歳三、五稜郭からアメリカに渡るの記。剣よりも吹き針の方が達者な歳さん、イメージ合わないなぁ。2019/11/10
horabook
4
★★★☆☆:微妙。つまらなくはないけどなかなか入り込めない。設定に無茶があるからかな。それは最初からわかって読んでるわけだけど。下巻での盛り上がりに期待。2019/11/09
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