辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

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辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

  • ISBN:9784047358140

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内容説明

フューザリオンの繁栄ぶりをながめ、
その豊かな未来に安心を覚えたバルドは、
ついに魔獣と精霊の謎を解く旅に出る。
折しもパルザム王宮は、
思いもよらない勢力の襲撃にさらされていた。
劣勢の防衛戦に臨むバルド。
そして竜人たちとの出会いから新たな手掛かりを得たバルドは、
世界の秘密に迫ってゆく。
ついに姿を現す強大な敵。
あまりに圧倒的な相手に、バルドはどう対峙するのか。

グルメ・ エピック・ ファンタジー、ついに完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

44
本巻で完結です。この世界の秘密や魔獣が現れる理由も明らかになり、バルド・ローエンの死出の旅が途中からグルメ旅になったことにも理由があったことがわかります。第4巻までで広げた風呂敷をうまくたたんで物語を終結させた作者の力量には感服しました。あとがきのお吸い物の話は知りませんでした。なるほどねぇ。2020/06/19

ぐっち

36
終わった!意外なほど大風呂敷な5巻でしたが、ついていけなくなることもなく、ちゃんと問題を解決して、この話らしく終わった。カーズがたまげているシーンもよかったし、最後の最後もよかった。そして最後の最後まで食べ物がおいしそうだった。支援BISさんの他のシリーズも始まっているみたいなので、そっちも読んでみたいと思いました。2019/11/24

サケ太

26
ありがとう。本当にありがとう。辺境から始まった老騎士の旅の集大成。あらゆる因果が絡まり、次代へと受け継がれていく。喜ぶべき出逢いも、悲しき別離も、かつての愛も。旅で生きて、食べる事に感動する。その在り方は最後まで変わらないな。老いてなお。いや、老いてだからこその“在り方”を示した男。ラストはじわりとくる。本当に素晴らしい。この旅の素晴らしさ。やることはキチンとやっていた男。後悔もあるがそれも人生と、価値を見出だす姿に勇気を貰える。2019/11/09

すがはら

19
終わってしまいました。魔獣だ精霊だ亜人だにとどまらず、ずいぶん大きなスケールの話になったことにも驚きましたが、世界の秘密を明かしたことすらクライマックスではなくバルドのエピソードの一つにすぎないという扱いもびっくりでした。これまで登場した人物も地域名も多すぎて、後の方に紹介される子供や孫やの話はもはや血筋を把握しようという気力も湧かずにとりあえず流し読みしてしまったので、ちょっと休んだらまた読み返そうと思います。衝撃の出合いだったバルドの息子、性格が育ての父に似てそうで不安を覚えました。スタボロス頼むよ。2019/11/22

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

16
ついに完結、バルトの若かりし頃からの恋に、バルトの食道楽に、世界の命運がからみ、バルトに絡んだ人達の人生や運命や、良い完結でした。2019年を締めくくる読書として良い物語を読ませて頂きました。これだから読書はやめられないですね2019/12/31

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