内容説明
有名無名の湖に沼。吹雪にうもれた赤城大沼、水の色濃く神秘的な青木湖、多彩な顔をもつ五色沼、茫漠とした尾岱沼、雨にけむる本州北端の十三湖……それぞれの味わい深いたたずまいに浸って、昼は絵筆をとり、夜は酒を酌む。四季おりおりの自然と人情にふれる旅情の中に、人生の味がにじむ紀行エッセイの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
56
余呉、裏磐梯、十三湖。日本各地の湖沼をスケッチする旅を描いた紀行文集。紀行文というと基本地元の情報を盛り込んだりするものであるが、本書に関して言えばほぼ著者の体験談。ただその絵を描く仲間や編集者とする度の様子がのんびりと緩くそれでいて昔の昭和の旅を思わせる侘しさも含んでおり、読んでいるこちらまで駘蕩とした気分になって来る。目的はスケッチだけで他に確たる用事も無いので割と行き当たりばったりの部分もあるが、そこもまた魅力の一つとなっている。日々の生活に追われていると、こうした目的のない旅が懐かしくなるなあ。2025/08/28
ぬぬよよ
3
緩い旅。憧れます。2018/10/19




