内容説明
十月。切米の季節で、蔵前は行きかう人でにぎわっている。しかし、羽黒屋の切米が何者かによって奪われてしまった!五月女家の家督を継いだ善太郎は、羽前屋のお稲の妊娠を知る。二人が選んだ結末は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
103
入り婿侍商い帖17作目「新・入り婿侍商い帖」(第二期)の1作目 2019.10発行。字の大きさは…中。旗本・早乙女善太郎は、羽前屋のお稲が来月にも自身の子を産むことを知ります。善太郎の祖母・久美とお稲の祖父・恒右衛門は、生まれる子を自身の家に取り込もうと考え。善太郎とお稲は、身動きできない病床の老人2人の願いと執念がぶつかりあい。このままでは、二人は、祝言を上げる事ともできない。生まれて来る子の父親もいない状態となります。そんな中で年3回支給される切米にからむ事件が起こります。次回はどうなるか。2019/11/22
はにこ
30
新シリーズになり、世代交代。まずは羽黒屋の米が盗まれる。事件は取り敢えず解決するも、黒幕が捕まらず昌三郎の濡れ衣も晴れない。そして何より善太郎とお稲問題。羽前屋と五月女家の跡継ぎ問題に翻弄される二人。譲らぬ老人二人。二人の命のあるうちに解決するのかなぁ。2021/08/05
アボガドみよ
10
タイトルに「新」が入り、登場人たちが、代替わりとなりました。さて、お稲の子供、いや善次郎とお稲の子供は、生まれたら五月女家か、羽前屋の跡取りになるのか・・・和泉屋からどんな恨みがくるのか、くわばらわばら・・・2020/12/03
高橋 (犬塚)裕道
8
星3。お稲、出産で善太郎も父親になった。2023/07/27
ひさか
5
2019年10月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。通算17作目。また、降りかかる火の粉。善太郎とお稲の行く末も絡まり、はらはらドキドキの展開です。火の粉は、払い切れるのか、若い二人の困難はどう乗り越えるのか。次巻が楽しみです。2020/06/28
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