内容説明
データ監視が人間を無力化し、民主主義を破壊する。監視研究の第一人者が、2017~18年に公開された「スノーデン・ファイル」日本関連文書を解読。自らの取材成果と照合しながら、対米従属下で日本が強行する市民監視の実態を告発し、防衛省、自衛隊、警察、内閣情報調査室、そして民間企業が一体となった戦慄すべき情報操作の全体像をあばく。ネット監視はこうして日本で始まった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
23
こちらの続編はスノーデンの記事(ウィキリークス等も含む)を受けて日本の現状を分析していて、アベ政権下の共謀罪、あるいはそれ以前に出てきた特定秘密保護法その他の悪法についての批判が出てきています。 いわゆる象の檻のアンテナがどういう役割をしていたか、米国等も同様ですが、監視体制に協力する企業の悪業が例示されています。アベ政権、やはり憲政史上、最低最悪級でしたが、スガーリン・キッシー・高市早苗とさらに劣化しています。 防衛費の肥大化も当然、その一端です。Web監視に関しては防衛省や内調も乗り出しています。↓↓2026/02/25
GASHOW
8
スノーデンの内部告発で、日本のITの心臓部を米国ににぎられていることが明らかになった。日本からは米国を裏切ることはできない。米国の欧州のデータ盗聴がばれて、セーフハーバーが無効となり、GDPRで米国は信頼できない国として、とりあげることになったのもスノーデンのリークが原因であることを考えると、プライバシー史において、最大の功労者の人だ。2020/06/03
鯉二郎
3
前作「スノーデン・監視社会の恐怖を語る」が良かったので、続編を待ち望んでいた。デジタル社会の便利さの裏で、自動的に個人情報が知らない所に蓄積されるが、その情報は、だれがどのような目的で使うのか、市民にはわからない。そんな社会を必要とするのは政府や警察など権力者であり、さらにメディアや民間会社までも協力的になっており、この状況を著者は監視資本主義と呼ぶ。一般市民は為す術なくお上に従うのではなく、監視に鈍感になることから脱却すべき。その一歩として、スノーデンの告発とそれを日本人に伝える著者の仕事は貴重だ。2019/11/24
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1
☆☆☆☆☆事実を淡々と積み上げている文脈。当然、新たなスクープもなく新事実も出てこない。それはそれでいいのだが、何が言いたいのかいまいちわからない本。2019/09/29
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