内容説明
日本人の研究リーダーたちが世界の大学で活躍している。どうすれば海外で研究者になれるのか。応募書類の書き方から、面接の実際、待遇交渉まで、イギリスの大学に就職した著者が詳説。昇進は自己申告制、会議は家庭の用事で欠席可能、公費でティータイム、意外と親身な学生指導など、異文化での研究生活をリアルに描写。各国で活躍する研究者17人へのインタビューも収録。研究職だけでなく、海外で働こうとする日本人必読。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
72
興味があるトピックだったので読んでみた。海外でしか研究できないことを見極め、学部の早いうちから戦略を立てないと難しい進路なのだということがわかり、各国の大学教育においてのスタンスも幅広く(欧米だけではなく、アジアや中南米の大学の話題も!)紹介されていて、読んでよかったと思った。留学や研究機関での就職を考える方はもちろん、海外の教育という論点で見ても、勉強になる本。2019/06/24
あすなろ@no book, no life.
58
題名そのまま、海外で大学の研究者になるには?という一冊。日本にはない推薦状の獲得から始まる就活事情から始まり、諸々研究費獲得や論文発表、そして日常生活迄。少しだけ昔大学研究者の生活を垣間見る生活をした者にとっては興味深々で読了。そして、見方によっては我が国の特徴とも言えるが、本来研究に関係ない合議制的な縛り等、我が恩師も嘆いていたが、如何に他所ごとが多いことか。学部長等に就いたら研究など出来得ないのである。2020/02/08
zoe
22
研究室のボス職を得るための実用書。幅広い事例を紹介。一冊前の投稿と同様、悩める研究職のための本。本人が得た方法を実践して、2019年夏にイギリスからアメリカへ職を移る。以下、メモです。イギリスのReaderを「読み師」と訳す。広辞苑第七版にはないので、近い将来、新たに加わった版を見ることができるかも?学生による逆評価は、逆効果の場面があるかも。幅広い基礎を学ぶ学生がいなくなるのも世界共通かも。そうは言っても短期的成果は大事。欧州はアカデミックより民間の方が給料は高そう?シンガポールは住居費高い。2019/09/17
shikada
22
海外で研究者になるための就活法、仕事事情をまとめた一冊。面接や研究費、給料などの実情について、複数の研究者がざっくばらんに語っている。海外の大学の面接は推薦状が必要でコネが物を言うとか、自分で研究費をもぎ取れる研究者が重宝されるとか、イギリスでは学生が教授を逆評価するため学生の権利が強く、教授が学生にけっこう気を遣っていることなどは初めて知った。また大学教授の待遇は国によってかなり格差があって、国力の差を如実にあらわしている気がする。こういう海外の大学の風景をのぞいてみるとけっこう興味深い。2019/09/09
シタン
20
海外での研究者(主に大学のPI:Principal Investigator, ひらたくいえば研究室のボス)について、そのなりかた、就活事情、仕事内容、待遇などについて知ることができる。こういう世界もあるんだなぁとかなり興味深い。 この手の読み物にありがちな、海外万歳!あるいは逆に日本万歳!といった感じは一切なく、淡々と客観的情報を述べていて好感が持てる。さらに17名へのインタビューを元に様々な視点から書かれているため偏りは少ないと思われる。良くも悪くも即物的。2019/06/27
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- 和書
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