社会心理学(補訂版)[固定版面]

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社会心理学(補訂版)[固定版面]

  • ISBN:9784641053878
  • NDC分類:361.4

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内容説明

好評の決定版大型テキスト。初版刊行後の研究動向や再現性論争などをふまえて補訂。基礎理論から,関連領域にまたがる応用的知見まで,社会心理学の全体像がわかる。丁寧な叙述で,図表,コラム,文献案内,確認問題などのツールが自学にも最適〈2色刷〉

目次

序 章
第1部 人や社会をとらえる心の仕組み
 第1章 社会的認知の基礎的情報処理プロセス──社会的認知・自己と他者
 第2章 感じたことの影響過程──気分や感情や主観的感覚の影響とその利用
 第3章 心と行動をつなぐ自動的過程──意識されない(できない)心の働き
 第4章 自己──“私”を作り上げる仕組み
 第5章 他者に対する認知・推論──他者を見る目とはどのような目か
 第6章 態度と態度変化──感じ考えたことが行動となって現れる
第2部 社会関係から集団・ネットワークへ
 第7章 対人関係──「人の間」と書いて人間と読む
 第8章 集団の中の個人──認知と行動におよぼす集団の影響力
 第9章 集団間の関係──偏見,ステレオタイプ,差別行動の原因と解決方法
 第10章 コミュニケーション──伝えること,受けとめること,つながること
 第11章 ソーシャル・ネットワーク──人と人のつながりは何を生み出すか
第3部 社会,組織,文化の中の個人
 第12章 マスメディアとインターネット──巨大に見える影響力はどこまで実像か
 第13章 参加と信頼──社会を動かす
 第14章 世論と社会過程──社会の流れを読み,これにかかわる
 第15章 消費者行動・環境行動──消費すること,環境に配慮すること
 第16章 組織と個人のダイナミクス──組織行動論の展開
 第17章 集合行動とマイクロ=マクロ過程──群れをなす人々
 第18章 心の文化差──異文化間比較の視点
 第19章 心と文化の相互構成──文化を生きる,文化を創る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

54
「社会心理学科の学生が4年間使える一冊」というコンセプトで東大の教授などが執筆している。僕みたいな素人には、それくらいの入門書がわかりやすくて面白かった。僕は「自分は偏見や差別感情の少ないフラットな人間だ」とか心のなかで思っていたんだけど、それは結局「自分は偏見が少ないという偏見」でしかないんだなと思い知らされた。凡人である僕は、真理とかにはとても到達できないんだから、僕の全ての意思決定は「必要に迫られて暫定的に仮決定した保留付きの判断」にしかなり得ない。そのことを忘れちゃいけない。勉強になりました。2024/11/24

Taka

1
社会心理学の本題に入るまでの前振りで既に200ページ以上割かれており大変ボリューミーな内容。それもそのはず、自己の認知、他者への認知、他者からの認知という理解が大前提で、それらを知っていなければそれが社会や大衆の中でどう機能するのか理解できない。かつ群れの中での認知は一対一の認知とも違う得体の知れない何かがある。そこを骨太に解説してるのが本書だ。「軽くサラッと知りたいな」くらいの気持ちで読み始めたが脳が想定よりだいぶ疲れてしまった。2024/09/23

ゆうき

1
私の決定は複雑なプロセスを経て決定されている。しかし、その決定の裏には他者、環境、文化、社会といった様々な状況が絡み合っている。私が私であるため、他者とは私にとって何者か、私をとります世界とは何なのか、社会心理学をという学問を使って分析していく。2020/04/03

綾瀬恵理@稚読者

1
これを使って人を支配するですぞ2019/10/22

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