内容説明
“陰仕え”として、公儀の敵を闇から闇へとやむなく斬ってきたという秘事を抱える薄毛の剣士・紋四郎は、好物の海苔弁を食しながら煩悶していた。愛妻さくらにも、このことは明かせぬ苦悶の日々。そんな折、友の同心から助けを請われる。次々と起こる読売殺し――江戸を騒がす下手人の捕縛を手伝ってくれというのだ。紋四郎は勇んで引き受けるが…なんと!好奇心に富みすぎる妻が自分も手伝うと言い出すから、気苦労が増えて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GOTI
3
☆☆あまり信頼していない日経夕刊にて縄田一男が続編「掟破り」を☆四つ「読むべし」としていました。まずはシリーズ第一作から読むことに。このようなジャンルだとつい池波正太郎と比較してしまい、筋立てや登場人物がよく言えば軽妙洒脱だけどチープに思えてなりません。「陰仕え」として将軍家斉の命により公儀の敵を暗殺する剣士、石川紋四郎の愛と友情そして苦悩を描いています。とりあえず続編「掟破り」を読んでみます。2020/08/01
ヒロ
2
Mより。ハヤカワ書房がらの時代劇ミステリー(捕り物、ではないな)の一冊。陰の仕事やら闇の仕事やら、食べ物の情景やらいろいろ盛ってはあるけれど・・。メインのストーリーがまだ弱い感じがする。2019/12/15
もってぃ!
0
3.0/5.0 ★★★2023/11/11
匂當内侍
0
冬月剣太郎 初読書2020/08/13